プレバトに便乗して俳句~です、今回の兼題は「家電量販店」の家電量販店売り場

の写真でした。

 

 で、自作一句~、

 

 生活準備緩む親の春財布

 

 

 ということで、出演者の作品~、

 

 徳光和夫氏

 路線バス家電前駅風信子 

     → ○○家電前駅バス停風信子

   路線は必要か?と推敲、バス停をクローズアップしたほうが、季語の

  ”風信子”が生きてくるという添削でした。 

                    

                                             

 

 ミルクボーイ駒場氏

 ヒーターにまた来年ねと春の空 

    → ヒーターを仕舞うて春の空見上ぐ

   ”ヒーター”と”春の空”が季節違いの季重なりになっていて並列しているの

  で、春の季語を際立たせる添削がされました。発想が幼稚と厳しかったです。

 

 

 

 朝日奈央さん

 遅き春三脚立ててユーチューブ 

      → ユーチューブ用の三脚春遅し

    三脚はそもそも立てるもの、中句が説明的であると評されて直されま

   した。そして”春遅し”と最後に置くことで遅ればせながらユーチューバ

   ーデビューしましたという作者の意図も生かせるということだそうです。

 

 

 

 野々村友妃子さん

 指は白眼は隣ライラック 

     → 目移りはすれど家電は白ぞ春

    これはわからんと、5点採点の最下位でした。

    添削してもつぶやきにしかならんという先生の弁。

 

 

 

キスマイ宮田君(今回一位)

 洗濯機裏の秘かな猫の恋 

       → 洗濯機裏ひそやかな猫の恋

    ”の”が無い方が映像としてくっきりするということでした。

    そして、”ひそやかな”とひらがなにすることで漢字重なりの読みにくさ

   を解消していると。

 

 

 

 東国原英夫氏(名人10段)

 テレビテレビテレビ菫菫菫 → 添削拒否

   量販店にバァ~~~~と並んだテレビの画面に一斉に菫が映ったという

  その迫力を伝えようという意図と意欲は買うが、この書き方でそれが読者全員

  に伝わるかが疑問ということで現状維持でした。

   私が思うに、テレビの前に菫が置かれていたとも取られるし、テレビに映る

  菫では冬でも映るしと生でないところが不利だったのではないかと。

 

 

 

梅沢富美男氏(本掲載はボツ)

 留守の間をルンバ操る仔猫かな 

   → 留守番の仔猫ルンバに乗りたがる

   ”操る”という擬人化がくさいという評でした。