プレバトに便乗して俳句~です。今回は、恒例”秋の金秋戦”予選A・Bブロック
兼題は「ピアノ」
どいうことで、自作一句
まちがえた同じ音符を秋の窓
で、出演者の作品~、
千原ジュニア氏(二位補欠)
鍵盤図弾く兄の背や秋の暮
↓
に
鍵盤図という健気さと秋の暮の哀愁が合っていて良いけれど、兄が強すぎ
て季語が負けてしまったのが残念という添削でした。
キスマイ北山君
五指跳ねる英雄ポロネーズ弾く秋
→ 五指跳ねる秋や英雄ポロネーズ
”五指弾ねる”と”弾く”は二重となり無駄になっているし、リズムも悪いと
いうことで添削されました。
北山君は小学生のときに”英雄ポロネーズ”を発表会で弾いたそう、へぇ~
イメージになかったわと思ったのでした。おばあちゃんが習字の先生だとか、
意外性の人。
パンサー向井氏
秋日和猫眠るため在るピアノ
→ 猫眠るためのピアノよ秋の日よ
”ため在る”とくると説明臭くなるということでの、秋日和という穏やかな
空気より”日”という光を当てた方が良いという添削でした。
森口瑤子さん(今回Aブロック一位決勝進出)
ちゑさんの被爆ピアノや秋は来ぬ
”ゑ”の字で時代性があり、”被爆ピアノ”に 複雑な背景の全てが入り、
原爆の日の頃はまさに秋の走りである、染み入る句だと絶賛。
篠田麻里子さん
秋の夜黒鍵のエチュードに挑む
→ 黒鍵のエチュード秋の夜を挑む
”に”では散文的になるので、”を”にすることで、秋の夜長、夜をかけて
練習しているとなるいう添削でした。
岩永徹也氏(Aブロック二位・補欠)
色の無き風やボカロのラブソング
→ 色なき風やボーカロイドのラブソング
季語:色なき風、平安時代からの季語
秋の風は白色だそう。 新旧を合わせた挑戦は評価出来ると。
皆藤愛子さん
秋渇きピアノに映る二重顎
→ 二重顎映る秋のピアノ嗚呼
季語:秋渇き
夏に失っていた食欲が秋に戻り渇いたように食欲が出てくることだけど、
秋渇きと二重顎の組み合わせだと因果となり、俳句では嫌われるという
ことでの添削でした。
キスマイ横尾君(今回1位決勝進出)
休暇月明アルトのビブラート太し
休暇になにがあったのかな?と思わせ先生は、練習で音が豊かになった
と解釈され、横尾君は、休み中に声変わりをしていたという意図だったと、
どちらも有り得る展開と。
とてもコンパクトに良い言葉を選んできている句で、勝負と着地がとて
も上手になったと絶賛でした。