プレバトに便乗して俳句~です。 今回は特待生の昇級特集でした。

兼題は「たまご」から割っているところの写真でした。

 ということで、自作二句~、

 

 「だまってて」息詰め玉子巻く暑し

 

 ラブコメかエッグタルトを買うや秋

 

 エッグタルトって秋、タータンチェックの女子学生が描かれた漫画を連想する

なぁという個人的感想。

 

 

 

 で、出演者の作品~、

 

 馬場典子さん(昇格)

 黄身混ぜる汝も吾も真顔薯蕷汁

             ↓

            とろろ汁    

   リズムが良いと。動作、人物、表情ときて、なぜ?と思わせ腑に落ちると

  いう展開も良いと。ただ、漢字の多い中季語をひらがなで際立たせるほう

  が良いかという添削でした。

 

 

 

篠田麻里子さん

秋暁に肘掛けで割る茹で卵 

         → 秋暁のバス肘掛けで割る卵

  バスの肘掛けと言わないと、食卓の肘掛けとj勘違いされるということでした。

  確かに。

 

 

 

筒井真理子さん(昇格)

長き夜や黄身ゆるやかに殻を離るる 

               ↓

               る  

  ”るる”は連体形なので、その先に名詞がつくらしい、となると字余りが長す

 ぎるということでの添削。

  なんか、エロティシズムを感じると私は思ったのでした。

 

 

 

パックン(昇格)

秋深し20ヤードのエッグトス         

   パックンらしい句と言われたのは千原ジュニア氏。私もそう思いました。

   エッグトスが出てきたときに数詞の”20ヤード”が映像になるという

  先生の弁でした。

 

 

 

ミッツマングローブ氏(昇格 名人へ) 

生ゴミ縛り秋涼の勝手口           

   破調で中五にしたことで、秋涼の空気を吸い込んで知らない間に

  秋になっていたという内容を引き立ててていると絶賛でした。

 

 

千原ジュニア氏(昇格)

秋の朝卵にゆでと書かれけり

朝や秋                         

     どうでもいいことを俳句に出来ている。

     ”けり”は感嘆の助詞だが、元の意味は、今えっ!と気付いたなので

     、使い方も良いとのことでした。ただ、季語が弱いので、ということでの

     添削でした。

 

 

 

梅沢富美男氏(永世名人) 

秋の灯に透かす卵に命あり 

         → 秋の電球にかざせる有精卵

    に・にが詰まったなぁと思ったら、やっぱり散文的でダメと先生に

   言われてました。

    ”命あり”も陳腐と。読者が想像すべきところを、どうだぁと言ってしまっ

   てはいけないと。本への掲載はボツでした。