プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「カレーライス」

あり勝ちだけど、難しい。

 

ということで、自作一句~、

 

干場にてカレーの香り蚊に刺され

 

 あぁ、カレーの匂い、明日はうちもカレーにしようかしら?なんてのんびり

して油断したところを蚊に刺され、かゆい、イヤだわ、薬薬、と慌ただしく

また忙しい現実に引き戻される感じが伝われば。

 

で、出演者の作品~、

 

ミルクボーイ内海氏

白服にカレー飛ぶとておかわりし 

    → 白服にカレーものともせずおかわり

  白服にカレーが飛ぶのはよくあることで、わざわざ言うに及ばずという感じ

 であり、食べるこの勢いを言いたかったのでしょう?という添削でした。

 

 

 

渡辺満里奈さん

からいからい汗拭う顔笑い皺 

       → からいからい笑う夫の汗の皺

   誰が?という情報があった方が良いという指摘でした。

   わかるじゃない?と一瞬私は思ったのですが、これは、渡辺満里奈さん

  が作者とわかっているから想像がついたということですね。

 

 

 

風間トオル氏

テント張り蚊遣火まさるカレー香 

   → テントには蚊遣りカレーの香の押し寄す

     時間や材料が詰め込まれ過ぎているという評。

    蚊遣火って蚊取り線香のことなんですね。

 

 

 

上田彩瑛さん(ミス東大)

夏山にゆらぐ香と友の顔 

       → 夏山やカレーの香りと友の顔

   ゆらぐ香りは何の香り?友の顔はどんな顔?とあいまい過ぎる句

  ということで最下位でした。

 

 

 

ゆきぽよさん(今日の一位)

海の家香るカレーは★3つ

   海の家を置いたことで場面がしっかり見え、香るって潮の?と

  思ったところで、カレーの香りと、そして★3つも可愛いと。

   きちんと定型に落とし込んだことも褒められていました。

 

 

 

キスマイ横尾君(名人)

遠雷の夜汽車カカオの奴隷史

   足して16音、1音足らないままにした勇気と賞賛されました。

  「カカオの奴隷史」ということで作者が本を読んでいるのがわかる、

   そして17音にすることも出来るけれど、バランスが崩れるので、

   そのままにすることで、「遠雷」が主役として印象に残るという評でした。

 

 

 

梅沢富美男氏(永世名人)ボツ

ライスカレー匙のすくっと氷水 

     → 氷水に匙直立すライスカレー

  ライスカレーということで時代性がわかるけれど、今の人には、匙が

 すくっとカレーに入ったとしか見えない、といことでの添削でした。

  かつて、ライスカレーが出される時には、なぜか氷水のコップに匙が

 入れられていたというのですが、私は知らない。