プレバトに便乗して俳句~です。今回は炎帝戦決勝。
だからでしょうか、兼題は「ポイントカード」って何を思い付けと・・・・・
ということで、自作一句~、
炎天下ポイントカード出し忘れ
で、出演者の作品~、
フルーツポンチ村上氏
蛾の骸ポイントカードで掬いけり
→ 蛾の骸掬うポイントカードの端(は)
中八と”けり”に効果が無いということでの添削でした。
東国原英夫氏
ポイントでもらいし蛍なほいきる
↓
もらった蛍
”で”の説明臭さを”もらった”と口語にすることにより薄め”なほ”と
文語体にすることで奥行が残るという添削でした。
千原ジュニア氏
消しゴムに彫刻刀の彫る花火
”彫る花火”とすることで季語の力が弱まってしまっているという
指摘でしたが指摘でしたが、本人の言いたいことは書けているという
ことで添削はされませんでした。本物の花火にはかなわないという
ことのよう。
三遊亭円楽氏
サングラスはずして探すカードかな
本来付けるサングラスを反対から捉えたのが面白いと。
”かな”もひょうひょうとして効いているということでした。
立川志らく氏
炎天のミミズ診察券のシミ
句またがりの対句だそうです。
シミとミミズと関連のなさそうな取り合わせ、さりげない生と死の
取り合わせ ”炎天”と”ミミズ”の季語重なりになっているから
炎天を強めたカタカナ表記、ミミズとシミの韻など、よく勉強されて
いると先生絶賛。
岩永徹也氏
花は葉に彼女は妻にそして母に
→花は葉に彼女は母として生きる
花は葉に彼女は匂はしき妻に
季語:花は葉に(夏)
人生早送りし過ぎ、詰め込み過ぎという評でした。
キスマイ千賀君
ラジオ体操歯抜けの判や夏深し
↓
夏休み
秋暑し
朝暑し
歯抜けの判の出席カードだとほとんど夏休みも終わりの頃で、
”夏深し(7月の終わり)”では季節が合わないということでの添削。
梅沢富美男氏
行合の空の御朱印めぐりかな
季語:行合の空夏から秋に移る頃の空
中田喜子さん
早桃(さもも)の香支援の客の食事券
→ デザートは早桃支援の食事券
食事券を使うのは客だから”客の”は無駄になる、また
早桃は香るものだから”香”も無駄になるという指摘でした。
FUJIWARA藤本氏(優勝)
ラジオ体操おおなもみのある空き地
おおおなもみ:ひっつき虫として遊ばれる植物
同様に、おなもみ があるけれど、おなもみは、大昔の帰化植物で
今では絶滅危惧種となっており、一方、おおおなもみが幅をきかせ
ている時代性とか空気感が良いものになっていたという評でした。