胃ろうを検討された76歳女性 姉が猛反対…「強い咳」に気づいた看護師の提案で

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読売新聞(ヨミドクター)

 

(抜粋)

誤嚥(ごえん)性肺炎のため急性期病院に入院した。このとき、アルツハイマー型認知症の病期の分類(FAST)で「ステージ7(非常に高度の認知機能低下)」とされ、自分から言葉を発することはなかった。「傾眠傾向(うとうとと居眠りが多くなる意識障害)」にあり、食べ物を飲み込む際にむせて、口から栄養を取ることが難しい状況であった。

 

胃に直接、栄養を流し込む「胃ろう」や、経鼻経管栄養、中心静脈栄養といった栄養の補給を考える段階にきていた。

 

「認知症の症状が進んだことよって、口から食べられなくなった」と判断していたのです。「胃ろうを造り、傾眠状態のまま」、あるいは「胃ろうなどによる水分と栄養の補給を選ばず、看取(みと)りをする」という経過をたどったと考えられます。

 

摂食・嚥下障害看護認定看護師は、患者をアセスメントし、「傾眠傾向はあるが、覚醒している時間もある」「咳(せき)反射が良好で、強い咳が出せる」という2点に注目しました。強い咳を出せるのは、気道を守る上で重要です。覚醒を保ち、栄養状態を整え、誤嚥しても肺炎に移行しないよう口腔(こうくう)ケアを行うこと、加えて、食事の形態や姿勢、介助に工夫をすることにより、口から食べられる可能性があるのではないかと考えました。

 

嚥下造影検査の結果、ゼリーやペースト状の食事では、誤嚥がほとんどないことが確認できました。そして、翌日からは、理学療法に加え、歯科医師、歯科衛生士による口腔衛生管理、病棟看護師による間接訓練(口腔のマッサージやストレッチ、首のストレッチなど、食べ物を使用しない訓練)を行いながら、昼食のゼリーのみ、摂食・嚥下障害看護認定看護師の介助で口から食べることにしました。

 

患者は、その後も傾眠が続き、経口摂取の量が増えない状況が続いた。多職種カンファレンスを何度か行う中で、薬剤師から「行動・心理症状を抑える薬を調整することで、傾眠が軽減するかもしれない」という提案があった。試みた結果、患者は、口から食べられるようになった。

 

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うちの毒母は、認知症が進んでいますが、病院でもスタッフに食ってかかるほど

まだまだ元気です。

けれども、今後のことを思い覚えにコピーを保存しました。

 

誰かの参考にもなるかと公開しました。