プレバトに便乗して俳句~です。今回は、特待生、名人昇格狙いの特別回でした。

兼題は「デリバリー関連」

 

ということで、自作一句~、

 

 デリバリー決めかね薄暑にコロナ禍

 

”薄暑”のところ、”緑光”としたかったのですが、緑光は季語ではないよう

ですね。太陽が上がるとき一瞬上辺が緑になることを言うんですって。

 

で、出演者の作品~、昇格は〇

 

 

 

 〇キスマイ北山君

出前機の揺れと鼻唄交じる初夏   

   揺れと鼻唄の軽さと初夏の取り合わせが良いですよね。

 

 

 

 皆藤愛子さん

ダービー馬ハナ差差し切る芝静か 

     → ハナ差差し切るダービーの芝静か

  ダービーと言えば馬でしょう、”馬”が無駄になる。そこで、”ハナ差し切る”と

 観客がワァーと湧き上がるであろうところ、芝が静かなのは今、無観客で行わ

 れているからだと腑に落とす添削がなされました。

 

 

 

 岩永徹也氏

梔子(くちなし)の残り香 不在票の無言 

        → 不在票アリ 梔子の香の夕べ

  梔子の香りは元々強く残り香は当然で敢えて言う必要は無い、余韻を押し付け

 られたようなクドサがあるという評でした。

 

 

 

 千原ジュニア氏

裸子やインターフォンに踊りだす 

  → インターフォンに裸子踊り出す玄関

                  ピザ届く

                  ママ帰る

  子をもっと活き活きと描かないと読者に欲求不満を覚えさせるからということ

  からの添削でした。

 

 

 

〇立川志らく氏

 ねずみもちの花溢れ(こぼれ)宅配ピザ乱れ

    取り合わせの妙と賞賛されました。

 

 

 

 キスマイ横尾君

 玄関ドアに貼る「ありがとう」夕立ち晴れ 

   → 夕立ちは晴れ ドアに貼る 「ありがとう」

   季語を最大に生かせていないということでの添削でした。

 

 

 

 梅沢富美男氏(永世名人)

 半夏生宅配ピザのMサイズ      

   半夏生:7/1~7/5の間のこと。

   昔は半夏生が咲くころまでに田植えを終えてそのあと休みましょうというお触れ

   があった時代があったということで、梅沢氏は今の外出自粛の現状を詠ったとい

   うことでしたが、本当の意味は違うと夏井先生からダメ出しをされていました。

   また、Mサイズが食べきれないという年齢だということが面白味なのに表現出

   来ていないとの指摘でした。

 

 梅沢氏が永世名人に上がったことで、次の試練が与えられ、本を出版されることになりました。

で、それに値する句を作るということです。今回はボツ!!でした。