プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「春の花屋さん」

 

ということで、自作二句~、

 

春あまた店で目を引くチューリップ

 

カーネーション子にもらってこそと罪

 

 春の花屋さんは、花が多種多様ありますが、入学式とか行事

絡みで、やはりチューリップを見ると一番ほっこりくるかなぁと

人にあげたくなる花です。

 

 で、カーネーション、母の日の花。

 なんか、もらう、あげるが当たり前と強迫的な感じを受ける

気も。

 

 で、出演者の作品~

 

 

 

 麒麟・川島氏

 リース抜けサンプルの肉に乗るミモザ 

      → サンプルの肉にリースのミモザ落つ

    先生が見事に川島氏の意図を読まれていたということが、さすが!!と

   思いました。普通わからないですよね。

 

 

 

堀田茜さん

バラエティひな壇のよう花盛り 

      → ひな壇のごとくに花の盛りかな

   バラエティがバラエティ番組のことと聞き先生怒る!

   意味を変えての添削でした。ひな壇のごとく絢爛に咲いていますよと。

 

 

 

ファーストサマーウィカさん

蜜蜂や朝一番のお客様   

   ”や”の読み方が二通りになる、蜜蜂が一番目のお客様だという

   読み方の場合は ”が”とか”は”の方がわかりやすいけれど、”や”

   の場合でも調子を整えるだけのやり方も可ということで、蜜蜂とともに

   一番目のお客様が来たよ、という読み方もあるとのことでした。

    ただ、作り方、思い付き方が小学生だということで直し無しの凡人査定

   でした。

 

 

 

筧利夫氏

巡り合い春生む絆おしめしべ 

   → 春を生むおしべとめしべかふっふん

  空疎な句です、との評でした。

  ”おしめしべ”という言葉を使った谷川俊太郎氏の句

 「おしめしべ まだのんなりむ かふっふん」

 に夏井先生が捧げた添削となりました。

 

 

 

春風亭昇吉氏(今回一位)

風信子(ひやしんす)数にあまれる失意あり

   風信子の花の数より多く失意があるよの意と上句と下句の関係の無い

  ものを中句で上手く緩く繋いでいるテクニックのある句だと賞賛されました。

   風信と手紙とか噂とか徒名(男女)関係に持っていったという作者の弁が

  ありました。

 

 

 

立川志らく氏(名人)

春バラの赤やバンクシーの風船 

     → バンクシーの風船春バラの赤よ

   バラと風船は実と虚の二重季語という冒険とそれを繋ぐ赤というのは正し

  い選択だったけれど、俳句としては、実の季語を強く表現しないといけなか

  ったという評でした。

 

 

 

梅沢富美男氏(永世名人)

花束の出来る工程春深し     

   上句中句では、花束を作る人の手しか見えない、春深しという言葉にも

  映像は無いけれど、この言葉で、読者が勝手に花の扱いや季節感や作者

  の意図を思い浮かべられる句であり難しいことを成し遂げたと絶賛されま

  した。

 

 

 

 ということで、上りの梅沢氏、これで卒業やぁ~と司会の浜田氏にいじられて、

それは無いでしょうと梅沢氏が言われておりましたが、次回から新たな展開があるそうです。