今日もプレバトに便乗して俳句~です。 今回は、特待生昇格特集でした。

兼題は「観覧車」ということで、

 

自作二句~、

 

眼下より絶叫の春や観覧車

 

告白しょ卒業旅行観覧車

 

 

で、出演者の作品~

 

馬場典子さん

緑立つ曼荼羅のごと観覧車 

     → 観覧車は曼荼羅 緑立つ空よ

   季語の”緑立つ”が曼荼羅の存在感に負けた語順になっているということで

  の添削でした

 

 

 

パックン氏

廃墟に移動観覧車風光る 

     → 風光る廃墟に 移動観覧車

   季語の”風光る”は、何かが動いて映像になる言葉で最後に来ると前の言葉に

  負けてしまうというこで、語順を変えた添削がされました。

 

 

 

 

岩永徹也氏

花冷えや解体前の観覧車

   中と末とでしっかり映像が作られ、桜の美と解体の対比、花冷えと鉄骨の

  冷えの感触の対比も良く、季語の選択がとても良かったという評でした。

 

 

 

 

松岡充氏

山笑う赤ちゃん象に哺乳瓶

   山と赤ちゃん、赤ちゃんと象、象と哺乳瓶と、大きいと思うと小さい、

  小さいと思うと大きいという取り合わせが楽しい、そして、

   ”に”にすることで授乳中であるとわかる”の”とすると哺乳瓶の絵とも取

  られるということで、助詞の選択も良いと賞賛でした。

 

 

 

 

ミッツマングローブ氏

下萌え錆びし観覧車の威容

   ↓

   や                

   ”に”とすると場所となり、解体された部品が地に置かれたと思われたところ

  に”威容”とくると、場面に矛盾が生じるということで、”や”とされることで、

  ”春の息吹ね!”とそこから威容へとつながるという添削でした。

 

 

 

 

フルーツポンチ村上氏

覧車の列に春ショールの教師

    ”に”にすることで、並んだ生徒の中の先生が見えると絶賛でした。

    (参考)

     の:並んでいる先生のみの描写になる

     を:ウロウロしている

     へ:並びに来るところ  となるとのことでした。

 

 

 

 

梅沢富美男氏

  長閑なりかの日屋上遊園地