プレバトに便乗して俳句~です。 今回の兼題は「洋服の試着室」でした。
ということで、自作一句~、
試着室着ぶくれのしたウエストや
先日も今期の流行りに合わせスカートを引っ張り出し、はいてみたところ
あれ?ホックが全然止まらない、春先にもはこうと合わせたときには
なんとか入っていたのに・・・・・痩せこそすれ太ってはいないはず、毎日
ストレッチはしているもの。タイツの重ね履きのせい?などと。
で、出演者の作品~、
西川史子さん
貴方にはもうあきまし 衣替え
↓
秋の蝶
秋のバラ
”あき”で韻を踏むなら音にしなくてはと秋の蝶は離れていった心を
秋のバラは、私の心には棘があるのですと、添削されました。
金子恵美さん
小春日や夫も鏡に試着室
→ 夫(つま)という鏡小春の試着室
アドバイスを鏡のようにくれる夫という比喩というが、なっていない
ということで添削されました。
元句では覗いてきた夫が鏡に映っているとしか読めないということでした。
土屋炎伽さん
新しきコートの朝の羽のごと ”の”では曖昧だと
↓
は ”は”にするとコートが羽のように
を ”を”にすると私の歩みが羽のように
とはっきりするという添削でした。
本田朋子さん
試し着て鏡に聳える(そびえる)雪山よ
→ 鏡に聳ゆ試着せしコートの山よ
たくさんのコートを試着し、気付いたらコートの山になっていたと
いう句だそう。
元句だと、試着室の鏡に映りこんだ雪山ということになってしまう
ということで、今回最下位の才能無しでした。
私はまた、白いコートを試着したら雪山のように大きくモコモコ
していてイヤーって思った句かと思っていました。
以前に藤原紀香さんがリボンヤーンのセーターが流行ったときに
着れなかった理由でこういうことを言われていた記憶があるんですよ。
森口瑤子さん(今回一位 特待生へ)
ブティックの鏡うそつき落葉蹴る
キスマイ千賀くん(特待生 名人に昇格)
黒革の匂い雪の滑走路
”匂い”と体言キリにした、一字足らずが良いと”匂える”にすると
鮮烈が薄くなる
”と”並列にしたり”や”とすると季語の”雪”の力が削がれること
になるということでした。
フルーツポンチ 村上氏(名人10段)
代役の衣装合わせや 虎落笛(もがりぶえ)
季語:虎落笛 窓の隙間が鳴らす
ピューピューという音のこと不安や厳しさ、緊迫感を一挙に表せて
いると絶賛でした。