プレバトに便乗して俳句~です。今回は特待生の昇格挑戦大会だったのですが、

降格が二人、可哀そうな展開がありました。

兼題は、「ATMの行列」、季節感が無い難しい兼題ですよねぇ。

 

で、自作一句~、

 

ハロウィンやお金下ろして布を買う

 

ということで、出演者の作品~、

 

 

馬場典子さん

星月夜空き瓶に五百円ジャリン 

    → 五百円玉ジャリン星飛ぶ夜の硝子瓶

         五百円だけだと硬貨を数枚入れていると取られ、ジャリン って鳴るかな?

       ”空”ということで、先に多くの五百円玉が入っているとは伝わらなくなる、と

        曖昧な句になっているという評。

 

 

                             

                              

光浦靖子さん

金貸せぬブーイングのごと虫鳴けり 

     → 金貸せぬとごまかす虫の鳴きしきる

   比喩が説明になってしまっているということでした。

   また、言ったのが誰なのかが不明であいまい。

   着眼は面白いけれど、技術の勉強をということで、降格になり平に

  戻されてしまいました、残念。

 

 

                               

 

パックン氏

通帳にバリの絵葉書冬近し      

   ささやかな意外性という評価でした。通帳に絵葉書って何?と一度思い、

  あぁ冬休み旅行のためにお金をためているのねと思いつく、通帳と絵葉書

  の取り合わせも同じ紙でありながら取り合わせるとささやかな意外性で、

  良い句だとの評でした。ただ、”バリ” の選択が安直2字だからという場合

  は問題になるが、本人の思い出に基づくということでいいでしょうとなり

  ました。南国と冬の取り合わせも良いと。

 

 

 

 

皆藤愛子さん

冬隣る振込画面の静電気        

   冬隣り:晩秋の季語

   ”振込画面”で何に振込みをしているんだろうと想像できるということで、

   場面を限定したことを賞賛されていました。

 

 

 

                              

岩永徹也氏

三度目のATMや菊花賞 

      → 菊花賞今日三度目のATM

   ”三度目”が、三年続けて来たのかと勘違いされるとフジモン氏から、の

  指摘があり、菊花賞を後ろにすると、また頭から読まないといけない、

  まどろっこしさに繋がるということでの添削でした。

   で、菊花賞を出してきて、三度も当たったのかと思ったら、ATMに行か

  ないといけないくらい負けたのかというのがオチになるということでした。

   ということで降格となりましたが、特待生のまま。

 

 

 

                                                              

立川志らく氏(名人へ昇格)

色変えぬ松や渋沢栄一像         

   映像と業績を一度に表現できていると賞賛でした。

   難しい季語への挑戦も良く、究極の取り合わせと絶賛でした。

   渋沢栄一像の傍にある松との取り合わせ、色褪せぬ業績 が、評価されました。