2週間ぶりのプレバトにに便乗して俳句~、です。 今回の兼題は「秋の物産展」

「栗」とか「イクラ」も秋の季語だそうです。

 

 で、自作一句~、

 

 物産展で探す赴任先での秋の味

 

 字余りは上五でということで。

 

 続けて、出演者の作品~、

 

 山口真由さん

 焼き栗やパリの夜燈に緋の露店     

    ”夜燈”という言葉は、あまり使われないそうですが、敢えて使われた

    のなら尊重しましょうと先生の弁。

    ”夜燈”というとパリらしい気がすると私も思いました。

 

 

 

 

中村俊介氏

 月見酒彩り添える里の味          

      

  ほんのり苦き

     King Of The 凡人 と。具体的な味を描写しないとと。

 

 

 

 

渡辺えりさん

 デパ地下に故郷を探す秋憂鬱 

      → デパ地下に故郷探しゐる秋思

      自由律を封印し、定型にされるなら、 下句の字余りを定型にし得る

     ということで添削されました。

     渡辺さんの「秋憂鬱」を残したいという思いに応えられて、再添削されたのが、

 

 秋の憂鬱デパ地下に故郷探す

 

 

 

ファーストサマーウィカさん

日本旅秋寒忘るデパ地下で 

  → 秋寒忘る日本を旅するかにデパ地下で

     ”日本旅”ときて、外人さんの旅行かなと勘違いされるという指摘

     で最下位でした。思惑がそこにあれば凡人だったけれどとのこと。

 

 

 

 

西岡徳馬氏(今回1位)

雑踏に見つけし女栗薫る    

     ”見つけし”で過去の女ということになります、そこに現在の栗の

     形、香、味と三つの感覚が入り交じり、目の前の雑踏の女に焦点

     が合って来ると賞賛されていました。

 

 

 

 

梅沢富美男氏(名人10段)

茎漬けに添えて売り子の土地訛り 

→ 茎漬けの美味し売り子の土地訛りしょっぱし

      ”土地訛り”があることで”添えて”は不要になるということで、

      ”に”も説明っぽいということでの添削でした。

 

 

 

 

東国原英夫氏

竜淵に潜む被災地物産展            

       季語:竜淵潜む

       添削はなかったですが、竜淵に潜むで、水神様が潜んで いて

       くれたから 物産展が出来た、と原因・理由となってい て、 それを

       俳句は嫌うとの注意が入りました。