プレバトにに便乗して俳句~、錦秋戦第二部です。 兼題は「歩行者用信号」
で、自作一句~、
銀杏紅葉歩き出せよと信号機
夏バテ気味にうつむき加減で歩いていたら、黄金の大きな銀杏があり、
気候も良くなってきたし、冬が来る前に仕切りなおせよと言われたような
気がしたという情景です。
ということで、出演者の作品~、
フルーツポンチ村上氏
廃校の名の信号機秋の蝶
→ 廃校名残る信号秋の蝶
”廃校の名の”とすると、どこの名かなと意味を迷わせるので、
すっきりされ、普段は無駄といわれる”残る”を敢えて入れることで
意味が通るようになるという添削でした。
キスマイ横尾君(3位)
天泣のプラチナ通り檸檬の香
↓
天気雨の
天泣の”泣”の字がおしゃれなキラキラした画像と合わない
中田喜子さん(4位)
横断の人波 秋光を放つ
松岡充氏
交差点律の調べか通りゃんせ
→ 通りゃんせ律の調べの交差点
秋の季語:律の調べ(琴の調べ)
”か”と付けることで、説明的になり季語の力が大いに削がれてしまって
いるとのこと。
一文字の違いで最下位と厳しい話でした。
フジワラ藤本氏(2位)
信号待つ騎馬警官の背のさやか
秋の季語:さやか
ニューヨークロケで見たことを詠んだそうです。
ノンスタ石田氏
我だけを停める信号秋あかつき
→ 我のみを停める信号秋の暁(あけ)
”秋あかつき”の字余りがもったいなく、型に収めることで句の背筋が伸びる
という添削でした。惜しい6位で次回大会のシード権を逃しました。
千原ジュニア氏
台風やぐぅわんぐぅわんと信号機
真実味と独自性のあるオノマトペの使用が良かったと、音とともに動き
と映像を読み手に見せてくれているという評でした。
梅沢富美男氏
徒歩で行く免許返納秋の風
→ 秋風を歩きて免許返納す
”免許返納”という言葉が今流行していて、類想感があるということで
した。で、勝負に出る言葉として、
”徒歩”は俳句の世界ではよく使われているので、芸が 無いというこ
とでした。で、本人不本意の最下位でした。
が、次回、予選からブチブチ言う梅沢さんは視聴率が稼げると思い
ます。
東国原英夫氏
信号の点滅は稲妻への合図
→ 信号は点滅稲妻への合図
秋の季語:稲妻
関係ないものを関係づける上級者の作品であると先生がさかんに感心されていました。