プレバトにに便乗して俳句~、です。 

今回は、特待生たちによる、錦秋戦予選と名人を混ぜた本選の二部構成でした。

 

今回の兼題は「冷蔵庫の中」

冷蔵庫が、夏の季語になるところで、秋の句を狙うようです。

難しい~~~。

 

ということで、自作一作~、

 

冷蔵庫にきのこ鶏肉炊き込みしょ

 

 

で、出演者の作品~、

 

ノンスタイル石田氏(予選3位通過)

明日もまた生きるチルド室に葡萄     

        貧しかった少年時代の実体験に基づいた句だそう。

 

 

 

 

キスマイ北山君

秋の夜や母の怒号とピアスホール     

          私は、ピアノホールがお母さんの?と思ったのですが、北山君が空けて

         お母さんに叱られたということでした。

     冷蔵庫からお母さんへ連想を外に広げたこと

         、”と”を使うことで原因、何が起こったという状況がすべてがわかると

    いう言葉のメカニズム、俳句のメカニズムがわかっているといえる。

     ピアスホールの字余りも緊迫感が出ていると褒められた6位

 

 

 

 

三遊亭円楽氏

秋天に産廃の冷蔵庫口を開け 

       → 秋天に口開け産廃冷蔵庫

   秋に産廃冷蔵庫はあまりに多くの人に使われ、類想感出てきた。

   口を開けた方向が秋天に向いているのだからくっつけなくては

  いけないとのことでした。

 

 

 

 

立川志らく氏            

つるべ落とし喋るな黙れ冷蔵庫   

  ↓

真夜中の

失恋や

リストラや

左遷や                      

   こちらも類想感があるそうです。でも喋るな黙れとストレートに

  言うのは良i,、ただ秋の季語の”つるべ落とし”がどれだけ効いてきて

  いるかが疑問ということでした。

 

 

 

 

松岡充氏(予選1位通過)

駆け抜けた残暑の泡ハイボール        

   残暑の泡って何?と思わせて、疲れをハイボールの冷たさが吹き

  飛ばす、さわやかに達成感が見える、実体験の強さとの評でした。

 

 

 

 

キスマイ千賀君

野菜室百リットル香立ち秋 

      → 秋の香立つ百リットルの野菜室 

   語順を間違っていて、元句だと冷蔵庫の人工的香りと勘違い

  をされてしまうとのことでした。

 

 

 

 

皆藤愛子さん

別れ蚊を払う一人台所               

    秋の季語:別れ蚊 

    独自性が弱いということで、惜しくも4位落選でした。

 

 

 

 

鈴木光さん

本を閉じ秋の灯しづか製氷音 

      → 秋灯に本閉づ製氷音かすか   

   ”しづか”は秋の灯に含まれているので無駄ということでした。

   ”かすか”を使うことでさらに静まり返った感じが強調されると。

 

 

 

 

千原ジュニア氏(予選2位通過)

長き夜のジャーの隣に立つ杓文字       

   ひょうひょうとした面白さがあるとのこと。

   ”長き夜の”の”の”が良いと。

   ”や”だと単純、

   ”を”だと杓文字が強調され過ぎるし散文的になるとのことでした。