プレバトに便乗して俳句~です。 今回は特番で、前半は特待生昇格試験特集、後半は「俳句甲子園」

優勝校の面々とプレバトチームの対戦でした。

 

 で、最初の兼題が「秋の果物屋」ということで、果物屋の台の写真でした。スイカや桃もあり、

これらも秋の季語なんですね~。

 

 ということで、自作一句~、

 

     幸水に豊水と順追い食うや

 

 幸水は8月、豊水は9月、10月になったら新高、11月になったら愛宕梨 と追いかけて食べていました。

他にもいろいろあるけれど、8月から12月まで、品種の移り変わりも顕著なのが梨じゃないかなぁ。

 

 で、出演者の作品~、

 

 森口瑤子さん

 唐黍縦一列をむしり食む      

   ↓                        

  まず                         

   なんでもないことを文学作品にするのも俳句の面白さと。

   ”は”もいいが、”まず”とすることで、顕著に伝わるということでした。

 

 

 

 馬場典子さん(特待生へ)

 マンションに替わりし八百屋秋夕焼

 

 

 

 

 パンサー向井氏

 御添えの父剥く梨の歪さよ(いびつさよ) 

   ↓                            

 母に供う

   ”御供えの”だと、御下がりを剥いたのか、剥いた梨を供えにした

  のかがあいまいであると先生の弁。

 

 

 

 

 田山涼成氏

 みせさきを色なきかぜが色つけて 

    → 色なき風が色付けて青果店明るし     

    秋の季語:色なき風  

    何のお店かが抜けているということでした。

    工夫が見られるからもったいなかったと。

 

 

 

 

 光浦靖子さん(今回1位 特待生へ)

 無花果や苛めたきほど手に懐き    

    リアリティーとオリジナリティーを一物仕立てという難しい技法で

   まとめたことに絶賛でした。

 

 

 

 

 キスマイ横尾君(名人)

 七色の果実が並ぶ秋の声 

      → 店先の果実七色秋うらら

    七色の果実の明るいイメージと秋の声という寂しい季語の取り

   合わせが悪かったということでした。

 

 

 

 

 フジワラ藤本氏(名人)

 アップルパイの焼きたての札花鶏(あとり)来る    

    季語:花鶏  秋にシベリアから渡って来る。

    ”札”で店先とわかり、”あ”を重ねることで音を押さえていると絶賛でした。