プレバトに便乗して俳句~です。 今回の兼題は「回転寿司の秋刀魚」
情報が多すぎて17音にはまらないと四苦八苦しました。番組でも再能無しが3人出ました。
ということで、自作一句~、
秋刀魚寿司人に薦めて我苦手
回転寿司で”秋刀魚”が流れてくるが見えて、秋刀魚かぁ秋だなぁ と思っても自分は刺身はあまり得意じゃなく、とくに光物は手が出ないのですが、”季節ものだしなぁ、季節ものだしなぁ”という心の声につい、旦さんたちに「食べたら?」と代理に食しておくれという気になり、薦めることが多いのです。
で、出演者の作品~、
ゆきぽよさん
秋の風煙が乗って目に染みる
→ 秋刀魚焼く煙の染みる夕の風
煙は目に染みるのは当たり前なので”目”は無駄、
乗ってだとSLか?と勘違いされるということでの添削でした。
石野真子さん
きたきたと豊漁回る皿の秋
→ 回りくる皿豊漁の皿の秋
”きたきた豊漁”だと漁場と勘違いされ、回る皿で何?と
読む人がパニックになるということでした。
皿のリフレインでクルクル回る様を表現する添削をされました。
”皿の秋”というのが楽しくて良いとの評価でした。
森昌子さん
秋の駒寿司屋行く前握り飯
→ おにぎり食はす秋寿司屋行く前に
秋の駒(馬)に息子を例えたのが伝わらないということでの添削でした。
でも情景が面白いということでした。それに合わせ、わざとにぞんざいな
”食わせ”を選択されました。
相田翔子さん
取りそこね流る秋刀魚や箸むなし
→ 箸むなし秋刀魚の皿を取り損ね
”取り損ねた秋刀魚”がお寿司とは思いつかず、漁場だと思われ、”箸”が
宙ぶらりんになるという話でした。
で、まず食事中だという情景をはっきりさせる添削をされました。
回転寿司といったらこういう場面を思い浮かべますが、俳句にするのって
難しいですよね、相田さんも捻りましたと言われていましたが、特待生の
志らくさんの指摘ですが捻って捻って元(凡)に戻ってしまったということに
先生も同意されていました。
宮尾俊太郎氏(バレリーナ)今回一位
回転寿司根室さんまのボレロかな
ボレロ:円形に男性陣が主役を囲むバレエの形なんて大げさな句だろう
先生は思ったそうですが、思い切りの良さが才能ありと判断されたそうです。
立川志らく氏(特待生)
秋刀魚寿司廻りて外の雨斜め
→ 回転寿司とぎれて秋の雨斜め
映像の展開のさせ方はさすがだとの弁でした。
”秋刀魚”である必要性が無く、季語が生きていないということで、回転
寿司と雨の映像を生かす添削をされました。
千原ジュニア氏(特待生)
回転寿司醤油注しけり待つ秋刀魚
→ 小皿に醤油回転寿司に待つ秋刀魚
”けり”と注すという言葉を印象付けてしまっているので、大事な”待つ”
という言葉を弱めてしまっているとのことでした。