プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「梅雨の物干しハンガー」ということ

で、雨に濡れた角型物干しハンガーでした。
 
 ということで、自作二作~、
 
 予報梅雨の晴れ間に大物洗い
 
 ずぶ濡れの物干し竿よ梅雨寒や
 
 で、出演者の作品~、
 
 
 渡辺正行氏
 ツバメ達物干し竿に雨宿り 
       → 干し竿に雨の燕のひと並び
   King of 凡人と言われました。凡な発想も映像化すると良くなる例としての
  添削でした。
 
 
 
 
 パックン氏
 五月闇干して三日の生渇き     
   季語:五月闇
   リアリティーの追求が良いとの評でした。
  2位ながら安定した才能アリの実績から特待生へ。
 
 
 
                               
 姿月あさとさん
 吊るす場所考え始める走り梅雨 
  → 干す場所をあれやこれやと走り梅雨
    ”考え始める”では説明的過ぎるということと、中八、”吊るす場所”も吊るした
   のは洗濯物がテルテル坊主かと勘違いを招くという評でした。
 
 
 
 
 水上 颯君
 梅雨音調和数列服眠る 
        → 雨音は調和数列梅雨の朝
    比喩の多用は損になるということでした。
    私としては、”服眠る”は調和数列が子守歌ということだろうとは思いますが、
   違和感が、服眠るのは、衣替えで片づけられた場合を連想させるなぁと。
 
 
 
 
 中川翔子さん(今回1位)
 梅雨の音猫が眺める洗濯機        
    1位ではありましたが、”猫”という題材に限っての才能アリが重なっている
   ので、他の題材でも要観察 ということで、パックン氏と違う判断がされました。
 
 
 
 
 岩永徹也氏(特待生)
 梅雨寒やジャズレコードの傷拾う     
    触覚と聴覚を上手く表現されてて、”寒”と”傷”皮膚感でつながりもあって
   良いとのことでした。
 
 
 
 
 立川志らく氏(特待生)
 洗濯機の中に住みつく梅雨空 
     → 洗濯機の中に梅雨空住みつくか
    梅雨空を後ろにしたことで、サプライズのつもりが、読み手には、
   何それ!?って思われるだろうということで、語順を変えか、”を付けることで、
   読者に問いかけ、「そうね」と同意を得ることが出来るという添削でした。