あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 さて、さっそくですが、

 プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「書初め」

 
 ということで、自作一作~、
 
 起筆迷う終筆悔し書初めや
 
 書初めってお正月らしいですよね~、なんて言える余裕はなかったです。
 苦手でしたから~。
 
 
 
 で、出演者の作品~、
 
 杉本彩さん
 書初めの艶に込める女心よ 
  → 女ごころ込め書初めの「艶」てふ文字
      皆、文字の「艶」ではなく墨の艶と読み解くと3位の凡人でしたが、
     艶が墨の艶で、ありがちだとしても使いたくなると思いませんか、
     と私の感想。杉本さんは、「艶」という文字で使われたようです。
     ということで、私もトライしてみました。
 
       女の品格書初めに込め艶めくや
 
 
 
 西郷輝彦氏
 二日はやあれもう小腹のたちにけり 
      → 二日はやこの世に小腹立ちにけり
            妻に小腹の立ちにけり       
            金に小腹を立てにけり
      
      ”一日”~”七日”:お正月の季語
    ”はや”に”あれもう”いう時情報は入っているので、無駄だったと。
 
 
 
      
 キスマイ二階堂君
 七福神詣で気分よく笑顔 
        → 詣で来て七福神を墨で書く
     当たり前過ぎてと、発想を飛ばしたって2㎝しか飛んでないよと先生。
     二階堂君の発言から先生が劇的添削。
 
 
 
 
 高橋ひかるさん(国民的美少女)
 筆を手に迷ったあげくお年玉 
     → 書初め何書こう「お年玉」と書こう
      書初めを書きあぐねて、お年玉をもらいに行ったとしか読み解けな
     いよ、と何を言いたいのかわからないということで、最下位でした。
     添削後を見てさすがと思いましたが、先生は「小学一年生なら、
     とても良い作品」だと、オヨヨ
 
 
 
 
 山口もえさん(今回1位)
 筆始め祖父が遺した硯箱 
  ↓
 初明かり                         
 福寿草                             
      季語の”事始め”と硯箱の距離が近すぎるということで、少し遠ざけ
     て奥行きを出すという添削がなされました。
 
 
 
 
 立川志らく氏(特待生)
 走馬燈に駆け込む書初めの午 
     → 書初めの「午」駆け込まん走馬燈
       走馬燈は夏の季語なので、最初に持ってくると、夏の歌かと思われ、
      最後に書初めが来ると、冬?!と読み手に混乱が来るといことでした。
      で、後ろに走馬燈を持ってくることで、夏の季節感(季語の力)を弱め
      ることが出来るということでした。
      
 
 
 
 梅沢富美男氏(名人越え)
 札止めの墨色の濃さ初芝居 
       → 札止めの墨色ぞ濃き初芝居
        ”濃さ”という名詞だと濃淡の説明を読み手が勝手に付けてしまう
        のが良くないし、初芝居の勢いを付けましょうという添削でした。