改めて、プレバトに便乗して俳句~です。後半は、”冬麗戦 決勝”でした。
兼題は、「結露」 これは季語ではないそうです。
ということで、自作二句~、
凍てし夜結露の下に君と僕
ストーブのやかん結露と恋敵
漫画チックですが、
で、選出レギュラー出演者の作品、
キスマイ横尾君
雪晴れやエース区間の九人抜き
数詞で句が引き立つとのことでした。
すっきり、爽やかで、私はこの句が一番好きです。
ミッツマングローブ氏
冱(い)つる窓見知らぬ名前浮き上がり
→ 冱つる窓浮き上がる見知らぬ名前
賃貸である自室の凍った窓に知らぬ名が浮き上がるというミステリーさを
さらに強調させる語順に直されました。
中田喜子さん
節の香のひかる結露や甘きこと
↓ ↓
に の甘かろう 、
結露が節の香で甘くなっているだろうということでしょう?と助詞を
直され”甘きこと”となると実際に舐めたことになるということで添削さ
れました。
千原ジュニア氏
皸(あかぎれ)に窓の結露を吸わせけり
フルーツポンチ村上氏
まだ白い明日が並ぶ初日記
水滴の並びから並ぶ白いページへ発想を飛ばしたそう、ポエム男子ね
と先生。
フジワラ藤本氏
ごんぎつね聴きいて寝落つ雪模様
→ ごんぎつね聴きつつ眠る雪模様
”聴きいて”は子であるのに”寝落つ”では親になってしまっている。
また、聴きながら眠るのだから進行形にする必要があるという添削
でした。
梅沢富美男氏
万華鏡めける結露や初明かり
→ 万華鏡めくや結露の初明かり
発想が平凡と。
結露を通しての初明かりが万華鏡のようだと”初明かり”を強調する添削
をされました。
キスマイ千賀君
椰子の実に露照る花瑠瑠(ホノルル)冬の虹
↓
雫花瑠瑠
露は秋の季語なので、冬の虹と季違いの重なりとなっていて、椰子の
実で南国(夏)、秋、冬と読者を混乱の迷路へと誘ってしまうと、
最下位でした。
東国原英夫氏(優勝者)
凍て蠅よ生産性の我にあるや
国会議員の一人がLGBTの人を生産性という言葉で非難した、
2018年の苦い記録を残した一句。
出演者全員が敵わないと絶賛。