プレバトに便乗して俳句~、です。今回のお題は、「駅の花屋」の写真でした。
ということで、一句~、
足止まる花屋のススキに空見上げ
今日も忙しかった、あぁ今日の月は?といった感じで。
で、出演者の作品~、
遥河はるひさん
雑踏抜け花一つ買い夜長堪ゆ
→ 花一つ買うて夜長堪ゆ
抜け、買い、堪ゆと三つの動詞を17音に入れるのは、時間軸が長く
なり厳しい、と先生の言葉でした。
柴田阿弥さん
花うんと教えんと祖父や星月夜
↓
花の名を
俳句で、花というと桜を指すので、”花”を使うときは、違うという
ことを表す必要がありますと先生。
キスマイ北山君
妻に媚び秋薔薇包み酔い終電
→ 妻へ買う秋薔薇終電の微薫
微薫とは、ほろ酔いのこと
泉谷しげる氏
思い草家族に向かう帰路の線
→ 家族に向かう帰路の窓の秋の草
季語の思い草とは、ナンバンギセル(南蛮煙草)という草のこで、
物思いと繋がる言葉です。
茎が短いので、車窓から見るのは無理があるかと添削されました。
たんぽぽ白鳥さん
晴天に雲描く筆花すすき
ポエム娘ですね、青・白・銀の色の取り合わせも良い、と先生
の声でした。
フルーツポンチ村上氏(名人)
真夜中の花屋の灯り秋澄めり
暗闇に見つけた小さな灯りという小さな嬉し、季語の選択として
”秋澄めり”真夜中なのに澄みきった空気が伝わってくると先生が絶賛。
東国原英夫氏(名人超え)
女店員の首にキス跡桔梗買う
→ 白桔梗を勧める首筋にキス痕
季語の桔梗より女店員が目立ってしまっているので、1ランク後退と
いうことになりました。