プレバトに便乗して俳句~です。今回のお題は「紫陽花とバス停」

 
 ということで、自作を2句~、
 
 四葩(よひら)濡れ父待つ姉妹バス停で
 
 でで虫にバス逃がしたる帰路の子ら
 
 雨のバス停といったら「となりのトトロ」のあのシーンしかない!!と
作りました。
 
 で、出演者の作品~、
 
 
 田中要次氏
 田んぼ海よひろの島にバス港 
   → 田んぼは海紫陽花は島バスは船
    比喩の多い挑戦でした。それを生かすのに、リズム感を!
    発想は面白いとのことでした。
 
 
 
 
 森公美子さん
 雪国の青き紫陽花バスを待つ 
    → 紫陽花は雪国の青バスを待つ
    バス停の上から”ここがバス停ですよ”と↓があるのは、豪雪地帯
  (雪国)だけだということで、その観察眼も褒められていました。
    しかし、出だしを”雪国”とすると冬のイメージが先行するので、
   今回は2位でした。
 
 
 
 
 キスマイ二階堂君
 白南風(しらはえ)や袖連ねるや故郷へ 
     → 白南風や祖母の故郷へ袖連ね
     ”袖連ねる”は、連れだって行くことの意の慣用句ですが、手垢が
     付いたイメージになるので使い方難しくなると先生の弁。
 
 
 
 
 安東弘樹氏
 夏を告ぐ紫隠して雪の下 
      → 夏告ぐる紫咲かせたる大地
      夏と雪 では季節が違う二重季語になっているので、
     今回最下位でした。
      添削でも紫陽花と入れたいところでしょうが、また二重季語に
     なるので、紫 と先生がされました。
 
 
 
 
 吉本実憂さん(今回一位)
 夕立晴れ(ゆだちばれ)二時間待ちの帰郷シーン
 
 
 
 フルーツポンチ村上氏(名人)
 林道の朽ちし廃バス額の花 
       → 林道に廃バス錆色紫陽花   
     廃バスは朽ちたものですものね。
     錆色の廃バスに紫の紫陽花も良いし、枯れてしまった錆色の紫陽花
    も合う!ということで。
 
 
 
 
 梅沢富美男氏(名人)
 曇天に俯く北の濃紫陽花 → 北国の曇天俯く濃紫陽花
     スッキリ!!