プレバトに便乗して俳句~です。今回のお題は「更衣(ころもかえ衣替え)」ということで、青空を背景にベランダに揺れる洗濯物の写真でした。

 
 で、自作二句~。
 天王山更衣して受験生
 
  目に染みる更衣した白いシャツ
 
 ということで、出演者の作品~。
 
 
 ABC-Z 橋本君
 青空と褪せたダンス着夏合宿 
    → 夏空へ色褪せたダンス着干す
   ”褪せたダンス着”で頑張ったことは伝わるので、夏合宿は不要となる
   し、夏空とすることで夏の季語が使える、と先生の弁。
 
 
 
 
 立川志らく氏
 更衣シャツに空色そっと添へ 
    → 更衣シャツにほのかな空の色
                あえかな
   ”添えた”の言葉にそっとが含まれているから不要
   空色と色の名前より空の色とすることで具体的になると先生、
   あえかな は 和えかな かな?と思いました。
 
 
 
 
 皆藤愛子さん 
 チャイム鳴り駆ける袖から夏の風 
 → チャイム鳴り駆ける夏シャツはためかせ    
    ”~から”は出発点の助詞だから、袖から風がブワァと笑ってしまう画
   になってしまうと先生から。
 
 
 
 
 高橋ひとみさん
 陽を浴びて夏服たちが出番待つ
     → 太陽や子らの夏服出番待つ
    凡人の凡人、人はそれを衣替えと言うという俳句で、また擬人化は
   難しいテクニックとのことでした。
 
 
 
 
 パンサー向井氏(今週一位)
 白南風(しろはえ)に揺れ干すシャツバニラの香 
                  ↓
                      
     白南風は梅雨明けの爽やかな風という意味の季語。 梅雨時の風を
    黒南風というそう。
      
     バニラが洗剤の香ですって。
     アイスを連想してしまったので、もっと他にないかなぁ~とも。
     ローズが好きです、
 
 
 
 
 FUJIWARA藤本氏(名人)
 新緑の風来てそよぐ産着かな 
    → 新緑の風に産着のそよぎだす
    新緑と産着の取り合わせは初々しく緑と白の取り合わせも良いけれど、
   風はそよぐものだから、産着にかけることで、今!吹き始めたよと臨場感
   を出せる、とのこと。
    産着かぁ良い着目だわぁと思いました。
 
 
 
 
 梅沢富美男氏(名人)
 おさな子の乳房ふくめる玉の汗 
  → あまやかや乳房ふくめる子の汗は
    乳房をふくめる子は幼子と決まっているからおさな子と言わなく
   ていい。ふくめる子の柔らかさに重点をおくか、玉の汗が出るほど必死
   な子のに重点を置くか、分けないと という話でした。