プレバトに便乗して俳句~ 第二弾です。今週は特番で、二弾目は、特待生・名人特集でした。冬麗戦。

 お題は、「雪原と青空」 雪の地平線です。
 
 で、自作2句~。
 
 犬ゾリの雪煙蒼い境界 17音
 
 蒼穹や雪原渡る夢の鷲
 
 
 ということで、出演者の作品~。
 
 
 フルーツポンチ村上氏
 春永(はるなが)やサイドミラーの透ける空 
      → 春永やサイドミラーの小さき空
           サイドミラーを弾く空
           サイドミラーを走る空
    春永とは、年初を末永くと祝う意の季語
 
 中田喜子さん
 くら谷を震わせたるや雪の声         
       →くら谷を今震わせて雪の声    
        →くら谷を震わせゆくや雪の声       
    くら谷とは、深い谷、もしくは暗い谷のこと。
    雪が落ちた余韻を残した静寂 雪が今落ちた瞬間雪が枝から落ち続け
   ている様を表せると先生の弁、
 
 
 
              
 ノンスタ石田氏
 冬青空吉のおみくじの余白 
    → 冬青空吉のみくじにある余白  
    リズムが良くなりました。
 
 
 
 
 梅沢富美男氏
 ざくざくと空切り開く雪下ろし
 
 
 
 千原ジュニア氏
 新雪に放物線の飛ばし合い 
       → 新雪に交わす放物線の尿(しと)
 
 
 
 キスマイ横尾君
 産声や皆の顔が冬暖かし 
      → 産声や冬暖かき顔顔かお
    皆の顔は散文的だと、下位に沈みました、残念。
 
 
 
 
 フジワラ藤本氏
 船長の側にペンギン日向ぼこ
 
 
 
 キスマイ千賀君
 雪原や星を指す大樹の骸   
    千賀君1位を取って泣いていました。
 
 
 
 
 
 お題の写真に忠実に作っているなぁと思ったのは、フジモンと千賀君だけじゃない、
発想を飛ばすも良しって言われるけれど、あの写真が難しい題材なのが面白いん
じゃないのぉ、名人戦 って思ったのでした。