プレバトに便乗して俳句~。 今回のお題は「読書の秋とカフェ」の写真

 
 ということで、自作2句~。
 
 目を戻す待ち人はまだ読書の秋
 
 秋深し世界広がる読後感
 
 
 
 で、出演者の作品~、
 
 
 鶴見辰吾氏
 色褪せた野菊の墓の涙あと 
     → 色褪せた野菊の墓に置く涙
   本名を使うと季語「野菊」の鮮度が落ちてしまうとのこと
 
 
 
 
 銀シャリ 橋本氏
 喧噪に栞挟みし秋の昼 
        → 喧噪に栞を挟む秋の昼
   ”に”では~のせい になるところを ”へ”で~というものにするそうです。
   周りが騒がしくなってきたなぁと見たら、昼ご飯の時間になっていた想定。
 
 
 
 
 キスマイ二階堂君
 感想を笑顔で語るや釣瓶落とし 
      → 読後感語れば釣瓶落とし早
 
 
 
 
 
 田中道子さん
 読み耽り月夜に響く腹の虫 
       → 読み耽る月夜の虫は 腹の虫
         読み耽る月夜のクウクウ腹の虫   
     詩情が無くては、とのこと。
 
 
 
 
 増田恵子さん
 カフェ独りニーチェの頁(ページ)めくる秋
     先生絶賛!
     場所・状態・固有名詞・動作・季語がきれいにまとまり、初なのに
    手慣れた感じだそう。
 
 
 
 
 
 梅沢富美男氏
 夜学果てまだ読みふけるおとがひよ    
     ↓                    
     なほ                   
”夜学”が秋の季語
おとがひ(頤)は下あごのこと、無意識で行を声なく読む乙女のあごを
想像されてのこと、ふける・おとがひ を平仮名にすることで女子を想像
できるとのこと。