プレバトに便乗して俳句~。 今回のお題は、「夏祭りの縁日」

 
 ということで、自作一句~。
 
 もう一回すがる目の子の金魚すくい
 
 ポイがあっという間に破けて、繰り返し続けたいという子を描きました。
 
 
 で、出演者の作品~。
 
 
 松本明子さん

初浴衣掬う金魚に袂濡れ 

   → 金魚掬う水に濡たたる袂かな

         水に袂濡れつつ
         水面に触るる袂かな

  浴衣と金魚では二重季語になるし、浴衣には袂が付きものということ

 だそう。

 

 

 

 
 武井壮氏

隅田川寄り添い眺むラムネ瓶 

    → 隅田川寄り添うラムネ瓶二本

   隅田川に置き忘れられたラムネ瓶二本を見て、フラれた男の気持ちを
  詠ったものだったそう、私はてっきりカップルが寄り添いながらも何を
  話そうかと逡巡しながら川側へ突き出した手に持たれたラムネ瓶を見て
  いたのかと思っていました。
 
 
 
 
 KAT-TUN中丸雄一君

夏祭り好きなあの子がいるぞおい     

   中学生目線で作られたそうですが、どれか言葉を残して添削をされる
  のに、先生お手上げでした。
 
  で、そんなシチュエーションで作ってみました。言葉は転用出来ません
 でした。
 
      縁日の灯に映えたるはマドンナや  自作
 
 
 
 
 パンサー向井氏

掬われる金魚の出目に武悪面 

    → 掬われる金魚の出目は武悪面

         金魚掬わんと近付くは武悪面

     金魚目線に立って、近付く人間の顔が武悪面に見えたというつもりで

  作ったそうですが、凝り過ぎて爆死されました。

  上の句は、出目金が不細工という意味の歌です。
 
 
 
 
 皆藤愛子さん
 綿菓子の甘い風吹く夏の夜 
            → 夏の夜の帰路綿菓子の甘い風

  風は吹くもの、二文字でさらに情景を描きましょうとのことでした。

 

 

 

 
 ミッツマンブローブ氏
 人熱れ(いきれ)頭上に躍る祭笛 
        → 人熱れ頭上を祭笛走る

  人の熱に蒸れた中、祭笛が近く遠く聞こえる感じだそう。

  本当、夏の祭りは幽玄だと思います。
 
 
 
 
 フルーツポンチ村上氏
 水ヨーヨー透かす夜店の灯(あかり)かな 
   → 夜店の灯(ひ)透けて水ヨーヨーの青      
   分かり易くなりました。