「蒼のピアニスト」(全25話)が最終回を迎えました。
一言で言ってしまうと、「女の浅知恵」が呼ぶ不幸と「男の嫉妬は女のそれよりも質が悪い」ということを、ありえない展開とありえないセリフで綴ったドラマだったということなのでしょうが、
でもこれを「運命の三女神」に当てはめると興味深くなったりします。
ヨンランの人生の糸を
紡ぐクローソーがヨンラン母(ナ女史)、当てはめるラキシスがヨンラン夫(マンセ)、切るアトロポスがヨンラン息子(ジホ)ということで、
やっぱり、ことの元凶は、自分の欲望のためにヨンランの人生を支配、決定してしまったヨンラン母だったのだなぁと。
ヨンランには別に想う人がいたことを知りながら、マンセとの結婚を進め、現実と折り合うためにヨンランはマンセを選ぶけれど、想い人がいることを知ったマンセは、嫉妬のためにキムジョンウンを殺そうとし、ヨンランが生んだジホを一度他人に渡し情報を断ち切ったあと、別人として引き取り、ヨンランをないがしろにして、マンセ自身の実子であるイナさえ巻き込んで家庭内で憎み合うように仕向けたマンセ。
こうなるとマンセが一番の悪人ということになるのだけれど、
こう書いてみると、「オセロ」にも通じるところがあるのかしらと。
着想は大きかったのではないかしらと思うのですが、
セリフがね。。。展開がね。。。演出がね。。。。。最後のヨンランが落ちるところも、あの崖まで歩かせる必要があった?ジホの車を追っていたはずなのに車も通らない細い道を歩いて、距離的にも長いでしょう。車が去った後のあの道の脇から落とすので十分だと思ったけれど。せっかくの、ヨンランの母としての慟哭も台無しにする距離だったわっと、とっても残念でした。
でもって、24話のチュジフン氏は良かったですね。
ヨンランの目が見えなくなっていることに気付いて、帰りの車の中で泣くシーン。子どものように泣きながらも幼稚ではないんです。
それから、タミさんの家族にヨンランの減刑の嘆願をお願いするところ、母を思っての不安げな様子。心細そうなのがとても”息子”を感じさせて。
やっぱり上手いわ、この人!と話とは別に感動してヘラヘラ口が開いた私でした。
毎作、ラスト2話~5話くらいでグワァ~~~~と観客の心を持っていくのが、ジフン氏なのですけれど、そこまでファンなら見続けますが、一般人に見続けさせられるかどうかがドラマにはあって、やっぱり映画向きの俳優さんなのではないかなぁと思ったりなのです。ドラマ脚本家さん、がんばって下さいよ~~~。
まぁ、このドラマを私が総括すると、人の欲望を背負わされてしまったら、背負わされた人は不幸になる。ということですね。。。。。
プラス、血にこだわり過ぎる韓国社会への何かもあるのかもと。
そういえば、「養子縁組推進の写真キャンペーン」なるものがありましたね、実は私あのキャンペーンが大嫌いだったのです。だって、参加した人で実行に移した人いませんものね。今は「シングルマザーを応援する」に趣旨が変わったそうなので、私の文句はなくなりましたが。