何やら、胡散臭いCMが読者一覧のところに載ってましたので、一斉消去しましたよ~。

 

このブログの読者・・・たった〇〇で痩せる!さんやら、この方法でナンパ成功します!さんやら、この手の胡散臭いCM は私が大嫌いな訳でして…。たとえ読者さんでも消去しちゃいます。本当に楽しく読んでくれてた方でも、申し訳ございませんが、このブログではNGです~。

 

で、話は変わりまして、「仕事じゃないのかよw」ですが、一応、4話完結です。キス以上は品位が下がると言う訳でw 後は読者さんの想像に任せますww

 

深夜に、20歳以上の泊まる場所のない男と、その男に惚れてる女が2人でラブホのすぐそばの公園で、この後どうしたのか?う~ん、とっても謎ですね。( ̄_ ̄ i)

 

因みにこれは20年くらい前のお話です。メールが無かった時代ですね。なぅで途中まで載せたんですが、自称ナンパ師さんが3人くらいなぅのフォローしてて吹いたよw

一応、ブログを最後まで読んでいただければ、ある意味、ナンパに軽い気持ちでついて行くのは危険ですよ~。ってお話なんだけどなぁ…。

 

えっと、自分は一応、ナンパ肯定派です。お金で女を買う人間より好きです。ですが、自分には軽い気持ちのナンパが許せないと言えばいいのかなぁ?要は、俺は何人ナンパしたぜ!ってタイプの人は苦手なんですよね。まぁ、ナンパ談義するつもりは全くないのでこの辺りでw

 

今回のお話は、過去の体験談小説にしては、ぶっちゃけすぎだったかも?とは思ってたんですけどね~。何気にお気に入りだったりもします。

「瞳ちゃん、俺一回あいつらの所に戻って、用事済ませてすぐ戻ってくるから、ちょっとここで待っててくれないかな?」俺がそう言うと、「分かった。ずっと待ってるよ」と、瞳ちゃんが言ったので、「15分はかからないと思う」と、俺は言って、ラブホテルの駐車場へ一人で向かった。駐車場には、まだ岩本の車があった。車には佐々木も戻っていた。「あ、ダダだけなんだ。あのムカつく女、帰ったんだ」佐々木はかなり機嫌が悪そうに一言目にそう言った。

 

「ん、俺ちょっと皆に話があって戻ってきたんだけど、とりあえず俺のカセットテープ貰うね。で、俺やっぱりダメだわ。これからは、友人はよく選ぶ事にしようと思って」俺がそう言うと、全員いぶかし気な表情をした。「本題から言うけど、俺今回の仕事の件、キャンセルするから。ぶっちゃけ佐々木とは相性悪すぎるわ。ここで離脱させてもらうよ。電車で帰るんで、昔なじみの岩本以外とは短い付き合いだったけど、ここでサヨナラだね。まぁ岩本とも、もう会うこともないかな?まぁ、もうちょいファッションセンス磨いたら、また遊んでもいいけど。とりあえず、仕事前に俺にナンパさせたのが失敗だったね」

 

俺がそう言うと全員動揺していた。「ダダ、何があったんだよ?」岩本が聞いてきた。「いや、俺、軽い気持ちでナンパって出来ない人間みたいで、正直、瞳ちゃんをムカつく女扱いされてる時点で、キレそうなんだわ。まぁ、この後、俺が声かけた責任って言うのをとろうかと思ってるんだけど、それはもうお前らには関係ない話だね。じゃあ、そう言う事で」俺はそれだけ言って、右手の人差し指と中指を立てて額に当て、軽く敬礼するようなそぶりをして、3人に別れを告げ公園へと向かった。

 

公園のベンチには瞳ちゃんが一人で座っていた。「できるだけ急いできたんだけど、こんな所にこんな時間に一人で待たせちゃってホントごめんね。待ってる間、何か問題無かった?」俺は心配して瞳ちゃんに聞いた。「来てくれるって信じてたから平気だったよ」瞳ちゃんは、そう言って俺を見て微笑んだ。「俺、考えたんだけど、あの3人より瞳ちゃんの方が大事だって気が付いたんだ。正直、佐々木と横山なんて一日程度の付き合いだったし、岩本とも小学校が一緒で最近、偶然会っただけだったんだよね。まぁ、そんな訳で、仕事はキャンセルして3人とは決別してきちゃった」

 

そう言うと、瞳ちゃんは驚いていた。「え?瞳ちゃん、もしかして岩本達より俺の事、大事に思ってくれてる自信ない?」俺が微笑みながらそう聞くと、瞳ちゃんは、俺の目を見つめながら、「ダダさんの事を思う気持ちなら絶対負けてないよ」と、言ってくれた。「あ、それとコレ、2人の出会いの記念にプレゼント」俺はそう言って、カセットテープを渡した。「俺の自信作だから瞳ちゃんに渡したくて持ってきた。まぁ、あの3人には似合わないからね。このカセットを持つのに一番ふさわしいのはやっぱり瞳ちゃんだと思って」

 

カセットテープを受け取った瞳ちゃんは、「ダダさんありがとう。一生の宝物にする」と言ってくれた。「今だからぶっちゃけて言うけど、カラオケ採点で、このカセットの曲ならどの曲でも最低でも90点は出せるよ」俺がコッソリと耳元で囁いたら、瞳ちゃんは笑っていた。「よ~し、次は私もダダさんに負けないように練習するぞ~!」瞳ちゃんは笑いながらこちらを睨んでいた。

カラオケも終わりあたりも完全に暗くなり、車に戻ったが、俺はこの後の予定を全く聞いていなかった。「で、今日って、どこに泊まるの?それ次第で瞳ちゃんの予定も変わると思うんだけど」俺が聞くと、「え、決めてないけど」と当然のように佐々木が言った。この辺りには、ビジネスホテルは無い。あるのはラブホテルくらいだった。「とりあえず、そこのラブホ入ろうぜ」と何食わぬ顔で佐々木が言った。


俺は瞳ちゃんの方を見たが、別段反対する気がないように見えた。「5人でラブホテルって入れるの?ラブホって入った事無いんだけど。とりあえず俺は、シャワーさえ浴びれれば何処でもいいけど…」と俺はそこまで言って瞳ちゃんの事を考え、次の言葉が出なかった。「まぁ、行こう行こう。行ってみれば分かるって」佐々木はそう言うと、車をラブホテルの駐車場に入れた。そして5人で入口の通路を通ろうとしたら断られた。


何処かにカメラか何かがあるようで、やはり2人じゃないと駄目らしい。まぁ、普通に考えれば当然なのだが、この時に初めて知った事実だった。「で、どうするよ、もう俺はあきらめた。今日は車中泊でいいけど皆はどうなの?」俺はこのあまりにも無計画な現状にあきれ返り、正直どうでもよくなっていた。3人は「俺は泊まりたい」と言い争いになっていた。そして、別のラブホ行こうと言い出し、他に2件ほど回ったが、結果は一緒だった。


俺は正直うんざりしていた。この3人組のキーマンは佐々木だ。「とりあえず運転手の佐々木、お前は疲れてるだろうから泊まれ。そして、男2人で入る訳にはいかんだろ。瞳ちゃんしか居ないだろ。後は分かるな。残りはこの駐車場で車中泊だ。反対意見のある方ど~ぞ。俺を納得させてくれ」俺は今日一日の、この3人との出来事で相当になげやりになっていた。そして反対意見を言う人間は誰もいなかった。


そして、佐々木と瞳ちゃんは2人でラブホテルに入ったのだが、10分もしないうちに瞳ちゃんが泣きながら車のドアを叩いた。俺がドアを開けると、岩本と横山も居たのだが、俺の手をつかんで「一緒に来て」と言って、2人だけでラブホテルの駐車場の外に抜け、近くにあった公園まで走ってベンチのところで足を止めた。「ちょっとまって。そこの自販機でジュースでも買おう。落ち着いてから話そう」俺がそう言うと、瞳ちゃんは頷いた。


要約すると、佐々木が強引に迫ってきて瞳ちゃんが拒絶した。と言う訳だ。「ここまで来てやらないなんてありえないだろ!」と佐々木が言い出し、「絶対ヤダ!」と瞳ちゃんが言って車まで逃げてきたらしい。まぁ、俺が今になって冷静に考えれば、佐々木の性格だ。ただ泊まるだけで済むはずはなかったのだ。あまりにもイライラしていて、瞳ちゃんの事を考える余裕が無かったのかもしれなかった。とりあえず、俺が今するべき事は一つだ。


「瞳ちゃん、本当にゴメン」俺は彼女に頭を下げて謝った。瞳ちゃんは俺のほうを見つめて「うん、もういいよ」と言った。そして、「私はダダさんに誘われたから、ついていったんだよ。変な男の人3人と一緒でも、ダダさんと一緒だったから車に乗ったんだよ。私の歌った歌を褒めてくれて凄く嬉しかったんだよ。ダダさんの歌った歌、本当にカッコよくて、もう気持ち抑えるの必死だったんだよ。それなのに…」そう言って彼女はまた涙を流した。


俺はそのまま、瞳ちゃんの肩を抱き寄せ、寄りかからせるようにして、彼女が泣き止むまでじっとしていた。「でも、やっとこうしてダダさんと2人きりになれた」瞳ちゃんは涙をぬぐいながら、そう呟いた。俺は正直、この時には気持ちが揺らいでいた。初対面の時は俺の好みじゃなかったはずだった。一体、この気持ちは、何時からだろう。俺のカセットの曲を「いい曲だよね」と言われた辺りからなのだろうか?


彼女が「カラオケが好き」と言った時だろうか?彼女の歌った歌を魅力的に感じた時だろうか?それとも、今の告白を受けたせいだろうか?たった一日の出来事で、ここまで気持ちが揺れ動いているのが自分で信じられなかった。