ひとしきり喚き散らし、漸く静かになったエッジですが、今度は無気力な
状態。
久しぶりに入ったウェルチの(騒々しくも空気読まない)通信により、エッジ達の地球が無事である事は明白なものとなった訳ですが・・・
「それが何だって言うんだ・・・あの地球が消滅した事実は変わらない・・・僕が消してしまった事実は変わらないんだ・・・」
素敵にネガティブです。
ああ、エッジの周囲の空気が淀んでいる(;´д`)
「今更・・・まだ、そんな事を!」
冷静なフェイズも堪らずに激昂する始末。
宥めても駄目、賺しても駄目、怒っても諭しても駄目。
今のエッジの耳には、仲間達が何を言っても届かないようです。
ドォガシャーン!!!
――突然の衝突音と共に、激しく揺れる船体。
「何者かの攻撃を受けました!」
「攻撃!?どうしてカルナスに・・・」
モニターに映し出された、赤と黒の色彩が印象的な船籍不明の宇宙船。
今迄に見たことの無いような船で、地球やエルダーのものでは無いと言う。
何故カルナスに攻撃を・・・?一体何者?
「高エネルギー反応感知!回避・・・不能!」
あわや絶体絶命というカルナスの窮地を救ったのは、エルダー第13独立機甲部隊の艦でした。
「何処かで見たと思えば、あの時の民間人か」
あ・・・あの時の!
貴方にお会いしたかったです~ヾ(≧▽≦)
ヴォイスはどなたなのでしょう?聞いた事あるような気もするんだけど・・・
掠れ気味の低音ヴォイスがSexy![]()
んで、危ないところを有難うございますと、レイミがお礼を言うと――
「俺は獲物を追っていただけだ。邪魔をするなら、お前らも落とす」
死にたくなければ引っ込んでろ素人、とは・・・何とも不遜なお言葉。
つか、あんな風に言われて何も言い返さないなんて・・・腑抜けたな、エッジ。
――さておき、今の攻撃で船体に損傷を受けてしまったので、メンテナンスと修理を行なう為に、ここから最も近い惑星であるロークに降り立つ事に。
「惑星ロークへの着陸準備完了しました。船長、命令を」
船長の指示を仰ぐフェイズですが、肝心のエッジは押し黙って俯いたまま。
何処までヘタレてしまったんだ・・・こやつは・・・
と、そんなエッジに業を煮やしたのかレイミが立ち上がる。
「・・・船長に指揮能力欠如と判断し、ここに副長権限行使を宣言します。これ以降は、私が船長代行として指揮を執ります。反対意見はありますか?」
おお!言ってくれるじゃないか、レイミ!ヾ(≧∀≦)
ちょっとだけ見直したよ!
「異存は無いよ・・・でも、本当にロークに降りなきゃいけないのか?」
異星恐怖症にでもなってしまったのか、他の惑星との接触を極端に怖がっている様子のエッジ。
けれど、そんな事を言っていては何も出来ない。
バッカスの論理的な状況説明により、ローク着陸の必要性を訴えた後、更にレイミが説き伏せる。
「そして何より重要なのがSRF本来の任務よ。開拓可能惑星の調査こそ、私達が宇宙に出た最大の理由でしょ」
「だけど・・・!」
「・・・話は以上です。着陸開始して下さい」
思わぬ漢前さを見せてくれたレイミ![]()
まだ文句言いたげだったエッジも、これには言い返せず項垂れるのみ。
まぁ、SRF本来の任務はプレイヤーも忘れていた事なので気にするな!
【惑星ローク】
水の惑星と称したくなる、自然豊かな惑星。
地球で言えば、中世紀位の文明レベルらしい。
「もう干渉はしたくない」
と言うエッジを配慮し、光学迷彩でカルナスとバッカスの姿を隠す。
何でバッカスまで・・・と思ったけど、確かにメカっぽいか(笑)
ロークは、メリクルの故郷である可能性があるらしく。
メリクルと同様の耳と尾を持った有尾型種族が多数いる模様。
でもメリクルは、「匂いは似てるけど、微妙に違う気がする」と言う。
メリクルとは別次元の地球で出会った訳だし、メリクルの故郷はあの次元のロークである可能性が高いのかもしれない。
そう考えると、メリクルを故郷に帰すのは、もう不可能なのかなぁ・・・
【タトローイ】
来る途中、ケットシー@FF7を彷彿させる、もふもふしたピンクのヌイグルミ・・・もとい、ナマモノに乗った少女に遭遇し、ありゃ何だ?と思いながらもタトローイの街に到着。
すると、全身をローブで覆った不気味な集団がエッジ達の前を横切る。
異様な外見でしたが、街の人達は気に留めていない様子。
いかにも邪教の信者といった風体でしたが、当たらずとも遠くあるまい。
訝しく思いながらも街の奥へずんどこ進んで行くと、
「だーれーかーお助け下さいー」
――何とも間延びした緊張感の欠片もない助けを呼ぶ声が。
無言で俯くエッジを放置プレイにし、声のした方へと向かう頼もしい仲間達。
そこには黒装束に仮面を付けた盗賊風の男達と、奴らに攫われそうになっている白い翼を持った少女の姿がありました。
白い翼・・・まるで天使の如き風貌ですが、眼鏡にちと違和感が(笑)
黒装束の目的は分からないが、連れ去られようとしている乙女を放って置く訳にはいかない。
武器を構えて臨戦態勢に入る仲間達。
・・・と、そんな仲間の横を通り抜け、「くっそぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」と黒装束に斬りかかるエッジ。
やはり可愛い娘のピンチは誰かが困ってるのを放っておけないらしい。
ぶんぶんと剣を振り回して威嚇し、メガネっ娘天使を無事救出。
んでも、敵でさえ傷付けたくないのか、剣で弾くのは武器だけで、あとは蹴り飛ばしてましたね~。
「こんな事・・・本当はするべきじゃない!なのに・・・くそっ!」
あらら・・・黒装束の連中を逃がしちゃったよ。
「せめてこの星の治安部隊に引き渡すべきでは?」というバッカスの意見は耳に入ってないエッジは、またもや「何をしてるんだ僕は・・・!」と激しく落ち込んでいる様子。
「関わらない・・・干渉しない・・・そう決めたのに・・・・・」
決めてたのか(;´ω`)
「助けてって言われたら、えーたんが助けるのは当たり前なのよー」と、ちょっぴり上から目線なリムルの慰めの言葉も今のエッジには届かない。
「はわわ、何とした事でしょうー。わたくしときたら助けて頂いたお礼も申し上げずに・・・。サラ・ジェランドですー。危ないところを有難うですー」
貴女も大概空気読まない人ですね。
唐突な自己紹介で、ゴーイングマイウェイな天然(ボケ)っぷりを披露してくれたサラ。
メリクルは、何だか涎を垂らしてサラを見てましたが(笑)食う気か・・・
んで、レイミの顔を見て何かを思い出したように声をあげるサラ。
「まぁまぁ、わたくし思い出しましたー」
「思い出したって・・・一体何をです・・・?」
「はい、レイミちゃんとエッジ君・・・でしたっけ?お二人の顔を何処かで見た気がしたのですー」
初対面で「ちゃん」付けとは、随分とフレンドリーだな(笑)
エッジとレイミに似た石像を、パージ神殿とやらで見た事があるらしい。
ムーア人の石像・・・?
確かカルディアノン人も、そんなような事を言ってたな。
「ムーア人」という言葉に過剰反応を示すレイミと、もしかするとパージ神殿に行けば地球とロークの起源に近付けるかもしれないと、知的好奇心を刺激された様子のバッカスとフェイズ。
向き合わなきゃいけませんよね・・・などと言う意味深なレイミの台詞にも後押しされ、一行はパージ神殿へ向かう事と相成りました。
「皆さん、パージ神殿に行かれるんですかー?なら、わたくしもお仲間に加えて欲しいですー」
おお!助けてくれたお礼に道案内をしてくれるんだって。
喜ぶリムル&メリクル、そして他の仲間達も現地の人が一緒だと心強いと歓迎ムードですが――
「ダメだ!この星の人間と一緒に行動なんて絶対にダメだ!例え今、僕に指揮権が無いとしても、それだけは絶対に認められない!」
と、けんもほろろに激昂するエッジ。
「僕達はこれ以上、君達と深く関わるつもりは無い。だから・・・用が無いなら、もう何処かに行ってくれ」
・・・とまで、のたまう有様。
いくら何でも本人を目の前にして、言い方ってものがあるでしょうに・・・・・
何ともはや・・・当初は仲間達どころかプレイヤーすら心配になる程のオプチミストぶりを披露していたエッジが、一変したこのペシミストぶり。
考え方が極端なんだよな・・・0か100か、All or Nothing。
完璧主義者というより、柔軟性が無いというか・・・
もうちょっとニュートラルな思考を持ってると思ってたのに・・・
まぁ、一つの星を滅亡させた(と思い込んでる)訳だし、無理もない事かもしれないけど。
でも、だからと言って、相手を思いやる気持ちまで失くしていいのか!?
「エッジさん、それは少し言いすぎじゃありませんか?理由はどうあれ、最初に接触したのは僕達です。それにサラさんはあくまでも厚意で・・・」
――エッジの言い方に堪りかねたフェイズが口を挟むと、
「いえいえ、お気になさらずー。ですが、一つだけお節介させて下さいねー」
そう言うとサラは、パージ神殿へ行く方法を教えてくれた。
「バーニィ」なるものに乗らないと、パージ神殿には行けないらしい。
バーニィって何?(´・ω・)と尋ねると、街の外に丁度遊牧民さんが来てるので、彼らに聞くといいですよーと言うサラ。
少し(?)天然(ボケ)みたいだけど、良い人だな![]()
――遊牧民のテント。
バッカスさえも翻訳不能な言語を喋る老人に難儀していると、テントの中から顔を出したのは。
街へ向かう途中に出会ったもふもふ(仮)に乗った少女でした。
レイミ達から事情を聞いた少女は、彼女の祖父だという老人の通訳をしてくれ、流砂の砂漠はバーニィでなければ越えられない事を教えてくれた。
んでも、バーニィはあげられないとな。
赤ちゃんの時から育てているそのバーニィは家族同然なのだそう。
あ~あのもふもふ(仮)がバーニィな訳だね。
その代わり、野バーニィを捕まえるといいと助言してくれ、捕まえる為の手綱までくれた。
彼女のバーニィも元々野バーニィだったそうだ。
鼻がピクピクしててめっちゃカワイイ![]()
遊牧民の少女がバーニィを呼び出した術について、推論を交えつつ熱心に語っていたフェイズだけど・・・興味のある事になると饒舌になるタイプなんだなフェイズ(笑)
その術は「開く者」と呼ばれる彼女達の一族に古くから伝わるもので、代々受け継がれてきたものだと言う。
今となっては何故彼女の一族だけに伝えられているのか、その理由は誰も知らないそうだが、その術は一族以外には他言無用の秘術らしい。
丁重にお礼を言って立ち去ろうとすると、何故かフェイズだけ呼び止められ、遊牧民独特の黒いマントをプレゼントしてくれた。
「これを着けていれば、野バーニィも警戒しないかもしれないわ。サイズ的にあなたが一番合うと思うの」
本当は全員にあげたかったけど、今はこれ一枚しかないそうだ。
いいんですか?と恐縮するフェイズに少女は、自分達も旅をして親切を受けることがある、それを別の誰かに返すのは当然だと言う。
「素敵な考えです。それをお断りしては逆に失礼にあたりますね」
と受け取り、早速羽織ってみるフェイズ。
「あまり似合ってないわね」
言われちゃいましたね(ノ∀`)
思った事をハッキリ言うところに彼女の素朴さが表れててよかよか![]()
なーんだかいいムードで別れた二人でしたが、そこへトコトコとフェイズの近くに来たリムル。
フェイズのマントを見た瞬間、「それ全然似合ってないのよ」とは手厳しい。
あらら、ヤキモチですかー?リムたん(笑)
そんなこんなで、遊牧民の少女に教えて貰った森へとやって来た一行。
丁度いい感じに肥えたまんまるバーニィを発見。
って、こらこらメリクル!ナイフとフォークをどっから出した?(笑)
皆で一斉にバーニィを捕まえようと走り出した刹那、レイミが足を押さえて倒れ込む。
そういや、この惑星についてからそれらしき前振りが何度かあったな・・・
足を怪我したのかと思ってたけど、どうも違うらしい。
苦しそうに息を吐いて・・・可哀相に。
体調が悪かったのに、エッジがあんなだから・・・無理をしてたんだね。
「レイミ・・・お前、こんな体で・・・」
「大・・・丈夫。たいした事ないから・・・」
気丈にも立ち上がろうとするレイミですが、体が動かないらしい。
これではバーニィどころの騒ぎではない。
レイミを医者に診せる為、一旦タトローイへ戻る事に。









