エルマイエン公より覇王討伐の協力要請を受け、ナーガプールへ向かう事になった一行。
優れた将を擁するとは言え、小国であるアスラムに協力を要請するとは・・・エルマイエン公の真意が気になるところではありますが・・・と言うより、確実に何かを企んでるに違いないでしょうけど。
さて、どう出て来るかな。
【竜城ナーガプール】
ナーガプールという名が示す通り、街中に水路が走る水の都。
この街の名は、恐らく竜王ナーガラージャが由来なのかな。天候を操る力を持つ、水に縁の深い竜(蛇)神だし。
それは、さておき。
エルマイエン公の待つ竜城へは、船で行かなければならないらしい。
今回、竜城に行くのはダヴィッドとトルガル、ブロクターの3名だけ。
ラッシュは居残り組なんだ(´・ω・`)いってらっしゃい、ダヴィッド・・気を付けてね
「さて、ダヴィッド様が戻られるまでは我々もこの街から出れんな。暫くこの街を見物するか。もちろん情報収集を兼ねてだがな」
情報収集と言いつつも、見物に飽きたら声を掛けろと付け加える辺り、ラッシュの性格を心得ていらっしゃる(笑)
好きに回っていいとお許しが出たので、街を観光情報収集する事に。
ナーガプールの守護神、レムナント・グウェイン。
バハムートみたいでカッコイイ。いいなぁ~欲しいなぁ~。
何か今にも動き出しそうな迫力がある!
・・・と、情報収集もしないとね!
ズューデンアルム区に、ラッシュの事を知ってる風な老人が居たんですけど・・・あ、マリーナ博士の知り合いなのか。
先代の領主は優しい人だったけど、政治家には不向きだったみたいだね。
で、領主がエルマイエンに代わってから栄え始めたと言うのだけど、それについてのキナ臭い話もチラホラと噂されているらしい。
役に立ちそうな話はそんなもんか・・・
エマとパグズと合流し、フリュッセ大通りへ行くと、今度はダヴィッド視点へ。
「ご報告申し上げます。神祖皇帝の御世におきまして――・・・ゲイ・ボルグ並びにヴァレリアハートを下賜されました――アスラム侯ダヴィッド・ナッサウ閣下、ご到着でございます!」
報告長いよっ!神祖皇帝云々のくだりは必要か?
侍女の間延びしたトーンが無性にイラッとする訳ですが、それ以上に・・・
この顔がイラッとする(笑)
呼び出しといて、随分とふてぶてしい面構えだな!
「久しぶりだな、アスラム侯」
「ウィルフレッド・・・」
と、和やかとは程遠い雰囲気で挨拶を交わす二人。
このまま会談になるのかと思いきや、再びラッシュ視点へ。
んでも、イベントじゃなくて通常の操作画面だな・・・
船着場に行けばいいのかと思ったけど、違うみたいだし。
「アスラム侯?まだ戻って来てねぇよ。そんなにあせんなって!もう少し街を見物して来たらどうだい?」
船頭のおっちゃんはそう言うけど、もう十分見物したのになぁ・・・
と思いつつ街を回っていると、ピンクの吹き出しでイベント待ちだよ~、な老人を発見。ラッシュの事を知ってたジイちゃんだね。
マリーナ博士の知人、オズワルドから「アクアラム」の情報をゲット。
船を使わなくても、地下水道アクアラムから竜城に行けるらしい。
――フリュッセ大通り。
「覇王だ!覇王が動いたぞ!」
そう叫びながら、慌てた様子で駆けて行くナーガプールの兵士。
そんな喧騒の中、会談を終えたのか、ダヴィッド達の姿もありました。
が、その表情は硬く・・・
「エマ、パグズ、ラッシュ。すぐにここを発つぞ」
「何があったんだ?交渉は?」
「それどころではなくなった。覇王がセラパレスに進軍した」
む、何故真っ先にセラパレスを狙うんだ?覇王。
覇王の治めるヴェイエールは、遥か東の地だよね・・・覇王の目的がレムナント奪取である以上、大陸北西に位置するセラパレスから攻めるのは戦術的に見て少しおかしい気がする。
別の目的を持っていない限りは、ね・・・
以前エリュシオンで会った時、覇王はラッシュに興味を持っている風だった・・・と言うか、ラッシュを知っているような口ぶりだったな。
覇王がセラパレスに進軍したのは、ラッシュを誘き出す為なのか!?
「我々も援護に向かう。アスラムへ戻り、至急戦の準備を!」
「イエス、マイロード!」
四将軍がその場を離れると、何故かラッシュを呼び止めるダヴィッド。
「ラッシュ・・・」
――・・・と、一輪の花をラッシュに差し出す。
気持ちは嬉しいけど、今はそんな事してる場合じゃ///←違うだろ
・・・って、この花は確か・・・
「イリーナが・・・ここに!?」
「エルマイエン公が保護しているらしい。ワグラムから何とか取り戻した・・・と言っていたのだが・・・」
保護じゃない!保護じゃないよそれっ!
拉致監禁っ!!
イリーナがここに居ると聞いて、ラッシュはたちまちヒートアップ。
「どうして!どうして連れて来なかったんだ!!」
――と、ダヴィッドに激しく食って掛かる。
「いや、俺も直接会った訳じゃない。・・・どうしたんだ?」
そうだよね・・・だってダヴィッドは事情を知らないんだもん・・・
「イリーナには・・・マーシャルの血が流れている・・・」
――ラッシュは辛そうに声を絞り出す。
「・・・・・エルマイエン公は、それを知っているのか・・・?」
それには答えず、走り出そうとしたラッシュの腕を褐色の手が掴む。
「待て!何処へ行く気だ!」
「イリーナを助けに行く!戦の道具にされちまう!」
「待て・・・落ち着け・・・」
――興奮状態のラッシュを宥めるように、声のトーンを落とすダヴィッド。
「何処に居るかも分からないのに、どうやって助けるつもりだ」
「・・・くっ・・・!」
「ラッシュ、我々が今やるべき事は只一つだ。イリーナ嬢の力が使われる前に、戦を終わらせる。その後、改めてイリーナ嬢を助けよう」
「・・・分かった」
冷静なダヴィッドに感化を受けたのか、ラッシュは平静さを取り戻す。
流石はダヴィッド・・・イリーナの正体を知っても動じてない・・・
落ち着き払った態度がステキ・・・![]()
――その頃のイリーナ。
「お兄ちゃん・・・」
心細そうに呟くイリーナの手には、あの花が・・・![]()
――・・・それにしても、何だってエルマイエンは、ダヴィッドにイリーナが居る事を教えたりしたんだろう・・・
偽りの中に多少の事実を含める事で、完璧に騙そうという高度な嘘のテクニック?
それとも、こちらを挑発してるのか・・・?
真実を知ったところで、お前達にはどうする事も出来まい、と。
遠回しにそう言いたい訳か!?
ふんっ!その油断が命取りだぜ!
【アスラム城】
パグズの報告によると、覇王軍とセラパレス軍は現在鷲の巣にて交戦中との事。徐々にだが、セラパレス軍が押されつつあるらしい。
「トルガル、ブロクター、私と一緒に鷲の巣へ。パグズ、エマ、ラッシュはアスラムに残り有事に備えよ」
との指令を出すダヴィッド。
また・・・また居残りですか(´;ω;`)ブワッ
そんなプレイヤーの嘆きが聞こえたのか(違、エマが前に進み出る。
「ダヴィッド様、よろしいですか。覇王軍は我らに気付かれぬように展開し、セラパレスを奇襲しました。奴らは相当戦い慣れています」
そこが不思議な所でもあるんですけどね・・・
他国の領域を通らないと、セラパレスに進軍など出来ない訳で。
協力者、もしくは間者が各国に居るという事か。
さておき、エマが言いたいのは、鷲の巣へ向かう者を増やした方が良い・・・という事。セラパレスが落ちれば、次に狙われるのはアスラムだと。
「そうならぬよう・・・今は一人でも多く、力になる者をお連れ下さい」
「エマ・・・」
「お任せ下さい!アスラムは私が守ります」
エマ・・・・・漢前だ・・・・・+
強い意志を秘めた眼差しで、ダヴィッドを見詰める。
「分かった・・・。アスラムを頼む」
「イエス、マイロード!」
エマの言葉は実に頼もしい・・・のだけど、いや~な予感もする訳で。
一人だけ残して行くのは、やっぱり、さ・・・
「行くぞ!アスラム全軍、出撃する!」
「イエス、マイロード!」
ダヴィッドの号令で出撃開始!
――この時、ラッシュまで何だかポーズを取ってたから、周りに釣られてうっかり敬礼したのかと思ったけど、一人だけ「おう!」って言ってるね・・・+
エマが抜けたのでユニオンを再編成。
エマは主力メンバーの一人だったから、抜けた穴はかなり大きい・・・
◇ラッシュ・パグズ・兵士
◇ダヴィッド・兵士・兵士
◇トルガル・兵士・兵士
◇ブロクター・兵士・兵士
兵士は回復系のアーツを使える者を選抜しましたよ(・∀・)
【鷲の巣】
到着と同時にバトルスタート。
MISSION:覇王軍の主力を倒し、進軍を食い止めろ!
ロエアス、カスタネア、侵攻部隊 強襲班×2、侵攻部隊 護衛班と戦闘。
ほほぉ~、エリュシオンで見た、あのセクスィなお姉さんと、全身鎧・・・かと思ったら、頭はフルフェイスのクセして体は意外と軽装備な大男ですか。
ま、いいさ。相手をしてやろうじゃないの!←何で上から目線
遠くに居るみたいだから、まずは待機して様子を見ようか・・・って、この緑色の兵士は何!?勝手に進むなぁぁっ!!!(゜▽ ゜∥)
どうやら、ゲストユニオンとしてクジンシーなるセラパレスの兵士達が一緒に戦ってくれるようですが・・・はっきり言って邪魔なだけなんすけどっ!
ゲストユニオンの思わぬ進軍により出端を折られた感はありますが、気を取り直して行きましょ~。
雑魚から倒しつつ、ボス格の二人を攻撃。
ロエアスは弱かったんですけど・・・カスタネアがとんでもなかった。
何こいつ!めちゃめちゃ強いっ!!
良く分からんが大きく咆哮してモラルゲージを下げるわ、攻撃力は凄まじいわで大苦戦・・・
中でも最凶なのが――
『オーバードライヴ』
これを喰らった時、使った事の無い筈の言葉を口走った自分がいます。
チート乙!と。
こっちが倒れるまで無限に技を繰り出せるんですか?
しかも、1ユニオンに対してだけでなく、オーバードライヴ中に攻撃して来た全てのユニオンに対して!!
これをチート技と言わずして、何をチート技と言おうか!!
ラッシュ、ブロクターと戦闘不能になり、トルガルのHPゲージまで赤くなった時は、ちょっと泣きそうに・・・
な・・・泣いてなんかないけどねっ!←何故ツンデレ・・?
あ、ゲストユニオンはとっくに地べたに沈んでたけど放置してました。
ダヴィッドが無事だったのがせめてもの救い・・・愛ゆえかしら///
・・・と、プレイヤーの脳がテンションがおかしくなる程の難敵でした。
勝てたのが不思議です(笑)
――・・・一方、その頃のアスラム。
・・・え?この妙に乙女っぽい仕草をしてるのはエマ・・・?
花を一輪、手に持って香りを楽しむように微笑んでる・・・
かわいい///
やばいっ、初めてエマをカワイイと思ってしまった。。。
だが、それは束の間の平穏。
何者かの気配を察したエマは顔を強張らせ、剣に手をかける。
穏やかな空気を引き裂くかの如く現れたのは――
覇王・・・・・!
城門を素手で打ち破るとは・・・流石だな、と言うべきか。
ゆっくりと、だが圧倒的な威圧感を以ってこちらに迫って来る。
人を殺す事に、何の躊躇も呵責もないのだろう・・・彼の行く手を阻む者は、容赦なくその命を手折られる。
瞬く間に、アスラムの地は阿鼻叫喚の巷と化す。
恐怖のあまり立ち竦む兵士に「下がれ!」と命じ、エマは一人覇王に向かって行く。
天高く聳えるヴァレリアハートを仰ぎ見て、手の甲に口付ける。
それは、アスラムへの絶対の忠誠を意味する。
何があってもアスラムを守り抜くと・・・!
覇王へと果敢に斬りかかるエマだが、彼女の攻撃は全て弾かれてしまう。
おまけに覇王の一撃は途轍もなく重い・・・
明らかな格の違い。。。
だとしても、彼女には守らなければならないものがある!
負ける訳にはいかない!
その執念が覇王に隙を作らせたのか、エマの剣が覇王の頬を翳める。
覇王の頬に走る一筋の赤い線。
不敵な笑みで、覇王を挑発するエマ。
一瞬だけ目を細めた覇王は、エマに怒涛の攻撃を仕掛ける。
その剣戟は、大地さえ抉る程に凄まじいもの・・・
攻撃を受け止めるだけでも相当な衝撃がエマに与えられるのだろう。
耐え切れず剣を弾き飛ばされたエマに、覇王の剣が振り下ろされようとした・・・その時。
覇王の頭上に、レムナント・ヴァレリアハートが突き立てられる。
「ヴァレリアハートが・・・助けてくれた・・・?」
エマも呆然としていたが、プレイヤーも呆然な展開だ。
これって偶然・・・?いや、そんなまさか・・・。
ひょっとして、レムナントには意思が存在するのか・・・?
だが、しかし!・・・覇王は死んでなどいなかった。
砂塵の中から姿を現した覇王は、エマの胸倉を掴み上げると、鳩尾に手刀を突き刺す。
「ぐはっ・・・!!」
くぐもった呻きと共に吐き出される鮮血。。。
そんなエマを、まるで人形のように放り投げる覇王。
ひ・・・ヒドイよ・・・何でここまでする必要があるんだよっ![]()
――薄れ行く意識の中、エマは信じられない光景を目にする。
「石版・・・だと・・・」
エマの血に濡れ、赤く染まったそれは・・・ワグラムに奪われた筈の石版・・・!?
石版から放たれた幾何学模様の光が覇王の右手に渦巻き、剣を形造る。
ヴァレリアハートが・・・・・!?
これが・・・ジョン博士の言っていたレムナントを眠らせる力・・・?
「どうして・・・貴様が・・・?」
――・・・その言葉を最期に・・・エマは絶命する・・・・・
【アスラム城】
「私の石版のせいで、こんな・・・エマ・・・」
エマの訃報を聞いて駆け付けたマリーナ博士は、自責の念に駆られている様子。
――・・・もし、ラッシュとパグズがアスラムに残っていれば、こんな事にならなかったのだろうか。
既に起こってしまった事に「if」など唱えても、それは詮無い事なのだけど。
エマがパグズに代わろうと、ラッシュに代わろうと、覇王には同じ事だろう。
邪魔な者は消し去るだけ・・・覇王にとって人の命を奪う行為は、石ころを蹴り飛ばす事と同意義なのかもしれない。
それにしても、どうして覇王があの石版を持っていたのか?
普通に考えれば、ワグラムと何らかの繋がりがあったという事なんだろうけど、どうも釈然としないんだよなぁ。
そもそも、覇王の持つ石版はワグラムが奪った石版と同じ物なんだろうか。
見た目的に欠片っぽいし、石版が一つとは限らない・・・とも考えられる。
取り留めもなくそんな事を(プレイヤーが)考えていると、トルガルがラッシュに何やら耳打ちする。
「ダヴィッド様の行方が分からんのだ。エマの剣も見当たらん」
何ですと!?
トルガルが言うには、早くに母親を亡くしたダヴィッドにとって、エマは母代わりとも言える特別な存在だったそうだ。
憎しみに囚われ覇王の元に向かって行ったりしたら・・・大変な事に!
「捜すよ!」
――ラッシュは城内を駆け回り、ダヴィッドの姿を捜す。
程なくして、いつぞやの庭園に一人佇むダヴィッドを発見。
「ここは、母の花園だった」
背後にいるラッシュの気配に気付いたのか、思い出話を語り始める。
「母が亡くなった時、父が焼き払った。でも・・・エマが蘇えらせてくれたんだ」
レムナントの契約者になって以来、ダヴィッドはこの世界を憎しみを持って見詰めるだけだったと言う。
そんなダヴィッドに、花の美しさを思い出させてくれたのがエマだったのだ。
「ダヴィッド・・・」
「エルマイエン公は、今夜にも覇王討伐を決定するだろう。世界中の諸侯がレムナントを携え、彼の元へ集まる。そうなれば・・・覇王も終わる」
――ダヴィッドの言葉を受け、ラッシュはせわしなく肩を揺らす。
「ダヴィッド・・・オレ、気になる事があるんだ。覇王は石版を使ってヴァレリアハートを変化させたらしい。でも、石版はワグラムが・・・」
「どういう事だ?」
――それを聞いた途端、ダヴィッドの顔付きが変わる。
「全ては一人の男の企みです。覇王も、ワグラムも、彼の命令で動いているに過ぎない」
母さん!?(/゚∇ ゚∥)/
いやはや、中々に神出鬼没な方ですね貴女も。
で、マリーナ博士の話によると。
覇王を操って「レムナント大戦」を引き起こし、民衆にレムナントの恐ろしさを見せ付ける。民衆が不安に陥ったところで、マーシャルの末裔であるイリーナを連れ、レムナントの完全管理を宣言する。そして全てのレムナントを掌握し、新たな神皇帝として世界に君臨する・・・というシナリオを描いている男(バカ)がいるそうだ。
「その男(バカ)ってのは・・・?」
「共和会議議長、ウィルフレッド・エルマイエン公爵・・・」
博士は自信満々に言っておられますが、どうも違う気がするのですが。
いや、確かにエルマイエンのシナリオはそうなのかもしれないけど、あいつが覇王を従える程の器だとは到底思えないのですよ。
ワグラムにしても然り。
あの老獪な魔道士は、忠実な臣下の振りをして、エルマイエンの権力を利用してるだけじゃないかな。
ま、あいつがレムナントと融合するなりして、ラスボスとなって現れたら盛大な拍手を贈るつもりです。←え?
「ダヴィッド様・・・このような時に身勝手な願いだと分かっております・・・」
――マリーナ博士は、そう言うとダヴィッドの足元に跪く。
「イリーナをお救い下さい・・・」
母代わりのエマを亡くしたばかりのダヴィッドに今言うべき事ではない、不謹慎だとも、身勝手だとも承知しているだろう。
それでも、ダヴィッドに頼るしか、縋るしかないのだ。。。
「イリーナ嬢を戦には巻き込まない・・・その事はラッシュと約束しました。顔をお上げ下さい」
――穏やかな口調で言うと、博士の肩に優しく手を置く。
「ありがとう・・・ありがとうございます・・・」
ダヴィッド・・様・・・(´;ω;`)ブワッ
貴方という人は・・・どうして・・・どうしてそんなに・・・
母代わりの大切な人を奪われたりしたら、復讐心に囚われ修羅になったとしても不思議ではないのに・・・・・
だけど、彼の瞳に宿るのは復讐の炎などではない、揺ぎ無い信念の光。
無理だ・・・・・
惚れるなという方が無理でしょう!!
「若ぁっ!!」
――いつの間にかやって来ていたブロクターが、鼻水を垂らして号泣しながらダヴィッドを抱き締める。
「私は大丈夫だ。大袈裟だぞ」
・・・ったく、どっちが慰められてんだか・・・+
――・・・と、その時。
エマ!?
ううん、違う・・・エマに瓜二つだけど、ずっと若い・・・・
そうか!エマの娘だ!!
エマにそっくりな女性・・・恐らくエマの娘であろうその人は、恭しくダヴィッドの前に跪く。
「エマ・ハニウェルⅡ、アスラムへ帰還致しました。ダヴィッド様、ご命令を」
「エミー。母の遺志を継ぎ、私に仕えよ」
――その言葉と共に、エマの剣を渡す。
「イエス、マイロード!」
「私に仕えよ」という台詞で、ときめきがオーバードライヴ状態なナマモノが居るのはさておくとして、やばいっ!鳥肌たった!
つうか、エミーめちゃめちゃ美人じゃん!
エマより柔和で女らしい表情ですね///
こんな美女を「おばさん」扱いしてたのかラッシュはっ!!
親の遺志を子が受け継ぐという王道展開は、個人的に好みだったりします。
私が責任を持ってエマに引けを取らぬように貴女をお育てしますよ!
「これからどうするんだ?」
「真の敵はナーガプールに居る。こちらの動きが読まれぬよう、時を見計らって少数で潜入する。エマの仇を取る!」
――ダヴィッドの声を聞きながら、ラッシュはタリスマンを握り締める。
「こんなふざけた事、もう絶対に終わらせてやる!イリーナ・・・待ってろ」










