【若い時だからこそ、できることがある】
オスカー・ワイルドの生涯をテーマにしたミュージカル、「WILDe BEAUTY」を観てきました。
ミュージカル自体は私の大好きなデカダン爆発な世界観でとっても楽しかったんですが、これを観て私、不覚にもボロ泣きしてしまって。
どこで泣いたかというと、オスカー・ワイルドが人生を回顧している年齢が、ちょうど今の私くらいなんですよね。
次から次へと若者の輝きに魅せられて、破滅していくの。
わかりすぎてつらい。
誰しも年はとるものだと思っているし、いつの時代もその時の自分が一番好きだし、これ以上年をとっていくことにも抵抗はありません。
ただ、「若い人がうらやましい」とは、いつも思ってますよ!(本当に思ってますからね!!)
ありがたいことに、趣味の世界で私と遊んでくれるお友達は20代~30代なので、そこかしこで「若いってやっぱりすごいなあ」と思う。
これは、自分が20~30代だった頃には、まったく気付かなかったこと
私は年齢の割には新しもの好きで、何事も躊躇せず取り組んでいるほうだと思いますが、それでもやはり、何かをやるにあたって30代までのような絶対的な自信は持てないんですよね。
もちろん今でも、「為せば成る」とは思っていますが、30代までのように、自分が信じる方向にとことん突き進むようなことはない。
その理由は体力の衰えであったり、外見に否が応でもにじみ出る年輪だったりするわけですが、「若者はキラキラしていていいな」と感じることが既に老いなのだと認識しました。
自分自身が若い世代だった頃は、キラキラ・・・というよりむしろギラギラ光っていた上の世代の方々が年齢とともに大人しくなっていくのを見て「あんなにとがっていたあの人が、すっかり丸くなったなあ」と思うことがよくあったのですが、これって誰もが通る道だったのだなと今こそ実感しています。
若者の特権は永遠には続かないからこそ、今、「怖いものなんてない、望めばなんでも叶う」と思っている人には、ガマンも躊躇もせずとことん突っ走ってもらいたい。
40代になる前の私が実際そうだったので、心の底からそう思う。
上から目線だと感じられるかもしれませんが、これ、老いを感じる瞬間が訪れない限りは理解できない感情だから。
今までずっと認めるのが嫌で目を背けてきたけれど、私もすっかり人生の後半に差し掛かっているなと思う。
若者がまぶしいと感じる今日この頃です。
若いって本当にいいな!
最後にね、オスカーワイルドの有名なこの言葉。
Be yourself; everyone else is already taken.
自分らしくあれ。他の人の場所はもう埋まっている。
今読むと、これって彼が自戒をこめて言っているように思えて、また泣けます・・・。



