【私にとっては、学校も職場も同じ位置づけだった】

 

私が新卒で入った年商100億規模の商社では、退職者のことをOBOGと呼ぶ風習があります。

ゆえに、私もあの会社のOG扱いで、たま~に会社に顔を出すと、知らない社員の皆さんにはOGのタムラさんですよと紹介されます。

 

OBOGという呼び方は通常、学校や部活の卒業生に対して使われていますが、一部の企業でも退職者についてこの呼称を使うようですね。

傾向としては、大企業のほうが、OBOGという言葉を自然に使っている気がします。

また、私が見てきた限り、退職者に対してそんな呼び方は使ったことがないという企業も沢山存在していると思います。

 

OBOGなんて、まるで学校みたいだなあと思ったのが今日のトピックの切っ掛け。

新人教育のシステムが確立されている大企業って、結局のところ学校の延長のようなものだなあと。

本来の学校では学ぶ機会がなかった仕事に直結するノウハウを、時にはセミナーで、時には先輩や上司がつきっきりで、次のステージに進めるように導いてくれる場所。

企業側にとっては、実践的な知識や経験がない新人を効果的にトレーニングすることによって、将来的に利益を上げてくれる人材を育てている。

だって、ヨーロッパでこんなに手厚く新人教育してくれている会社なんて、聞いたことないですよ?(ヨーロッパ以外の実態は知らないので、コメントを控えます。)

すぐに現場に入って、他人の仕事を見ながら自分でできることを実地で増やして、ポジションを確立していくしかない。

新人教育システムが無い日本の中小企業は、すぐに現場に放り込まれると思うので、ヨーロッパと同じですね。

 

これを踏まえて、現在、日本の大企業(特に老舗)で働いている方々に伝えたい。

日本の企業の教育システムは基本的に手厚いし、特に大企業は社内で蓄積されているノウハウが段違いなので、学校の延長だと思って、吸収できるものはとことん吸収しておいたほうがいいですよ~!

気に入らないことは当然あると思いますが、勉強の延長だと割り切って学べるものは学んでおくことをお勧めします。

組織内にいたほうが効率よく吸収できることって、どの業界でも絶対ありますので。

そして、その会社でもう学ぶことが無くなったと思った時が、「卒業を考える時期」、つまりポジティブに転職や独立するタイミングです。

 

私が新卒で入った会社は、最初は外資系だったのですが、途中で日本の某大手グループの傘下に入りました。

商品の生産ラインやラボ、法務やマーケティング部門を自社で保有しているグループだったので、会社員でいたことで結果的に、独立に役立つ知識を山ほど勉強させてもらえたんですね。

お給料をいただきながら、その道のエキスパートの皆さんから直接指導を受けられるのですよ。

フリーランスの立場で同じ知識を得ようと思ったら、何百万、何千万かかるかわからない話なので、思い返してみると、信じられないほどのコスパのよさでした。

 

これが、私が自分のサービスを安売りしたくない理由でもあります。

最初の会社が、在職した12年間で私にかけてくれた金額って、軽く1億を超えていると思うのですよ。

同じ人材を自社で育てようと思ったら、1億かかるわけです。

だったら、外注したほうが安いでしょ?というのが、私の提供するサービス料金の根拠。

 

あ、会社に入ってまで必死で勉強したくないという場合は、仕事を任せてもらえるラインを見極めて適度にがんばって、とことん会社員の身分を保持することをおすすめします。

やはり独立や転職ってベースを組み立てるまでが大変なので、今更勉強や努力はしたくない、極力リスクは取りたくないという方は、会社員のほうが向いているのではと思います(^^);;