あらすじを述べても、この本は語れないのでしょう。
7kichiさんのブログを見て、興味を持ち図書館で借りてきました。
メインキャラクターは探偵ブルー、そして依頼人のホワイト、そして依頼人ホワイト
がブルーに監視を依頼しているブラック。探偵ブルーは、ホワイトに準備された
ブラックの住むマンションの向かい側にあるマンションからブラックの監視を始める。
が、ブラックには何も動向がない。
ひたすら本を読み、書き、本当にたまにぷらっと外へ出かけるだけ。
監視を続けても何を監視しているのか分からず苛立つブルーは、ホワイトやブラックの
関係、自分がこの依頼でどう巻き込まれているのかについていろいろ妄想を始める、、、
話は、ブルーのこの妄想・考えが中核となっている。
その中に、いろいろな挿話が盛り込まれ、ブルーのspeculationが織り交ぜられていく。
それだけで、読者は不思議なことにどんどんこの本に引き込まれていくのです。
そこに論理があるのかどうなのか分かりませんが、ただ引き込まれるのです。
基本的に、本を楽しむときは何かしらの起承転結がないともやもやしてしまう
のですが、この際関係なく、ただ引き込まれて、、、ただ続々と出てくるシンボリズム
に身を委ねて読むのが心地いいのです。
で、結局、最後まで読みきり、、、分からない、、、。
この短い120ページの中に、読み込む何かがあるのは感じます。
分かりたい、何かを感じ取れるはず。、、、読書力がまだ足りないようです。
再読します、、、。ただ、こんな不思議な気分にさせられた本は初めてです。
