おにぎり山ふもとの畑日記(7)

 

 数日前の朝、台所の窓を開けると、前の晩に縁側に置いていた、たらいの水が、凍っていた。かつては、室内にある水も、凍ることがあったという。

  

 英国の昔のことばに、「1月が平年並の陽気なら、炉端の水差しに氷が張る」とある。寒くて、とても、お布団から出られそうにない。風邪をひいて、熱をだして、寝込んでしまいそう。

 

 今では、暖房と断熱材のおかげで、夜も、あったか、幸せ。

 

 縁側の氷は、たらいを傾けても、回しても、動じる気配がない。

                       AW (2020/02/13)

 

 底冷えに 水も凍えて 冬ごもり