こんにちは~
先月の末ですが、ぎりぎりセーフで玉ねぎの苗を植えました。
全部で1000本くらい。
このお話の続きです。だいぶ間が空いちゃったけど・・・
↓
玉ねぎを植えるスペースを空けて、これで耕す。
管理機というトラクターの超小型版って言う感じの機械です。
普通のホームセンターで主人が選んで買いました。
管理機の中でも結構パワーがあるタイプで、もう10年くらい使ってますが頑丈です。
大きなトラクターには私は乗れないけど、手押しタイプのこれなら私も使える。
だから家の横の家庭菜園畑はほとんど私が耕してるんです。
玉ねぎは食いしん坊だから、肥料もどっさりと。
鶏糞1袋が15キロ。
玉ねぎは他の場所にも植えたので、苗1000本で鶏糞を200キロ近く使いました。
いつも適当~
だいたい5Mに1袋くらい。今回は幅が広いので5Mに2袋ね。
こういう重たいもんを運ぶのはいつも主人がしてくれてたので、自分の力のなさを実感。
でも1輪車とか使って頑張って運びました
耕した後はこれが登場~
「レーキ」と呼んでますが、これで土をならします。
綺麗になった
そして幅に合わせてマルチを用意
マルチ張り
本当は幅が広いから、真ん中に溝を作って2本の畝を作る方がいいんだけど、収穫後の事を考えると1本の方が撤去しやすいし、手抜きで幅広1本畝で。
これからは1人農業だから要領よくやらないとね~
畝と書きましたが、ここは斜面になっている「坂畑」で水はけがいいので、畝は作らなくていいんです。
そして玉ねぎの苗を掘り起こして準備。
今年の苗はエエ苗や
ひたすら植える。
1本1本の株間は15cm。
条間は25cmくらい。
幅が広いから7条植えやで~
これで早生の玉ねぎ(=新たまねぎ)完了~
400本
そして今度は保存用の玉ねぎ。
それを植える場所が草ボーボーだったので、まずは草刈り
農家になった頃は私も草刈をしていたんだけど、事故をして鎖骨を折ってから主人は一切私に重いものを持たせたり、草刈をさせなくなりました。
完治しているのに、絶対にさせてくれませんでした。
食料品などの大買い出しに行っても荷物は全部持ってくれるんです。
10袋くらいある時もあったんで、それを1人で持つから、
「私にも持たせてや。他の人が見たら私が持たせてるみたいやんっ」
そう言っても、『こんなん指1本で持てるわ』とか言って持たせてくれません。
なので私が「嫌やって、他の人から見たら鬼嫁って思われるやん」って言っても
「そう思わせといたらエエ」って言うんですよ~
絶対、その光景を見た人は、旦那に全部持たせてる鬼嫁って思われてたわ~(笑)
重いものは主人はすごい力持ちだったので少しはわかるけど、草刈は大好きだったんで、「草刈り、やりたい!」と何度言っても「アカン」と言ってやらせてくれませんでした。
でも私が何度も「草刈がしたい」ってしつこく言うもんだから、主人がしぶしぶ、『わかった、わかった、でもわしの草刈り機は重たいから、軽いのを探して買ってやるから』と言い、ホームセンターで軽い草刈り機を探して買ってくれたんです。
亡くなる1ヶ月前の事でした。
その草刈り機を初めて使いました。
軽かったです、本当に。
「軽い草刈り機を買ってくれてありがとう。やっぱり草刈は楽しいわ、1人でも草刈できるわ」
そして同じように耕してレーキでならして
ひたすら植えるっ
たぶん600本。もっとあるかも
あと、にんにくも植えました。
ホワイト六片にんにく。
1片植えると1個になるんですよ。お得でしょう(笑)
玉ねぎは去年の1,5倍くらい植えました。というか植えてしまいました。
もったいない根性で苗があるだけ植えてしまう習性があるんです。
いつもなら主人が「おまえ、そんなに植えても食べられへんやんけ」ってストップをかけてくれるんですけど、ストッパーがいないので、全部植える。
でも今年は自分の家では食べる人数が1人減ったけど、逆にプレゼントしたい人の人数が増えたから。
玉ねぎは体にいいし、実家や親せきはもちろん、色んな友達に送りたいと思います。
そして友達の1人に、とっても心が強い、前向きで明るくて大好きな人がいるんです。
数年前から玉ねぎが出来れば送っている人です。
その人の為に、玉ねぎの中でも栄養価が高い品種の「ケルタマ」という玉ねぎを育てています。
その人は父の友人の奥さん。
野菜が大好きなので最初は父から依頼されて野菜を送っていたんです。
発送も父の名前で。
でも私にもお礼の電話をしてくださったり、お話しているうちに、いつの間にか、父から依頼されなくても私から送るようになりました。
お話していてもとってもチャーミングで、楽しい方なんです。
今ではLINE友達なんですけど、絵文字盛沢山で見ているだけで楽しいんです。
LINEの文章を見ているだけで、なんだか、幸せな気分になります。
その方は、実は「ガン」なんです。Mさんと書きますね。
ガンと一生懸命闘っている人です。
薬の副作用で口内炎になってあまり食べられなくなったり、調子が悪い時もあったこともありますが、決してあきらめず、前向きな人なんです。
私のブログを読んでくださっている方の中に、病気と闘っている人もいらっしゃると思います。
そんな方にとってはぜひ覚えていただきたいというか知ってほしい言葉があります。
「しぶとく生きたもん勝ち」
Mさんがおっしゃっていた言葉で、すごく心に響きました。
どんな重い病を抱えていても、しぶとく生きたもん勝ち。
だって医学はどんどん進歩していっている。
だから今はなかなか治らない病であっても今後は新しい新薬が出るかもしれない。
新しい治療方法が見つかるかもしれない。
だから「決してあきらめない」ということです。
猫と比べるのは申し訳ないのですが、以前実家で買っていた猫は7歳で亡くなりました。
腎不全です。
当時はまだ猫に適用できる腎不全の薬はありませんでした。
でも今は、2014年に発売されたセミントラや2017年に発売されたラプロスという薬があります。
だから、ごんぼさんは今も元気で普通の猫ちゃんと同じように生活出来ています。
そのMさんの「しぶとく生きたもん勝ち」という言葉は私をさらに元気にしてくれました。
ごんぼさんの場合は症状などを考えてラプロスよりもセミントラの方がいいという獣医さんの判断でセミントラを使っています。
でもごんぼさんも、がんばって「しぶとく生きたもん勝ち」って思っているでしょうから、もっともっといいお薬が出るかもしれません。
最近では本庶さんがノーベル医学生理学賞を受賞されました。
研究の成果で「オブジーボ」という治療薬を開発されたのです。
オブジーボが合う人、合わない人はいると思うのですが、このように、医学は発展していっています。
Mさんは残念ながらその薬は合いませんでした。でも全然めげない~。
相変わらず元気で明るく、逆に私の方が元気をもらっています。
あきらめない事。
そして前向きで明るく生きる事。
色んな意味で本当に強い方だと思います。尊敬しています。
今回もこのようなブログを書いてもいいのかを相談したのですが、
「この様な私でよければお願いします」というお返事が。
この最後のピースがMさんらしいんです。
玉ねぎやねぎを見ていると、いつもMさんを思い出します。
玉ねぎは強いんです。何度植え替えても「根」がしっかりしているので大丈夫。
冬は成長を止めじっと我慢し、過酷な冬を越し、温かくなったら一気に大きくなる。
ネギも夏には成長が止まるので一旦引き抜き干します。
一見枯れているように見えますが、これが無駄な力を使わず、逆に力を蓄えてるんです。
この干したねぎを又植えるんですが、そうすることによって、ネギが丈夫に、そして美味しくなるんですよ。
Mさんはそういう人。
しんどい時にはじっと我慢。
そして口内炎とか大丈夫な時はモリモリ食べて、お出かけもしてリフレッシュ。
強い人は、根がしっかりしている。
決して外からは見えないけど、長くて太い根があるんだと思います。
この玉ねぎが大きくなり収穫出来るとき、ぜひMさんに来てもらって、自分が食べる玉ねぎを収穫してほしいなと思っています
長くなりましたが、今、病気と闘っている人へ、
あきらめないで、しぶとく前向きに生きれば道は必ず開けると思います。
そして小さな幸せは探せばたくさん落ちてます。
いっぱい見つけましょう。
私も小さな幸せを沢山見つけて、たくさん積み上げて、今は主人が亡くなり心にポッカリ空いてしまった穴を「小さな幸せ」を寄せ集め、完全に塞いで、逆に大きな山にしてやろうと思っています
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