作業小屋の片隅にある、日本スズメバチの巣。
いつもは門番が2匹なんだけど・・・
なんか多いで~っっと言う日は要注意。
しばらく様子を見ていると必ずやってくる。
間違いなくやってくる。
スズメバチ。
これはキイロスズメバチ
9月に入って急に多くなりました。
前までは1匹が単独で来るくらいだったけど、この日は3匹もっ
非常事態だ・・・。
キイロスズメバチは巣の入り口でホバリングしているんです。ヘリコプターみたいな感じで停止飛行。
主人に教えてもらったのですが、門番を狙っているわけではなく、働き蜂、花粉を取りに行って戻って来た蜂を狙う事が多いらしい。
巣に入る直前にスピードダウンをするので、そこを狙う。
許せないっ
即席で作った
虫取り網。
ほぼ浮いている状態だから、上からフワッとかけるだけで捕獲できそう。
なんとかこれでいけるやろう。
柄の部分は野菜の支柱に使うもので、わっかは100均の銅線、網は台所で使う水切りネット。
急いで作ったから網はホッチキスでくっ付けた。
近いうちに100円ショップで虫取り網を買おうと思っていたんだけど、往復2時間かけて行く余裕もない。
でも今年のミツバチは強かった
私がスズメバチを発見して急いで家に戻り、虫取り網を作って戻ってきた時には、既に蜂球(ほうきゅう)攻撃をしてました。
ミツバチは自分が生き残り、そしてスズメバチを退治する方法はこれしかないんです。
ミツバチはハリも持っているけど、それで刺すと自分も必ず死んでしまうから。
ミツバチのハリが刺さるとハリと一緒に毒を送り込む臓器の一部も失う。
臓器の一部を失ったミツバチは死んでしまうんです。
刺す時は命をかけた最後の勝負なんです。
でも生き残るための蜂球攻撃がある。
体は小さいけど、みんなで戦えば怖くないっ
軍師もいるんやで~
軍師、かっこいい~
蜂球は、1匹のスズメバチをたくさんのミツバチで囲い込み、熱殺するんです。
羽根を広げてふるわせて体温を上昇させ、中はおよそ50度くらいになるそうです。
ミツバチは50度までは耐えられる。でもスズメバチは45~46度までしか耐えられない。
この微妙な温度差を利用して集団で攻撃しているんです。
蜂球攻撃に参加していないミツバチはそれぞれの役目を果たしています。
巣の入り口もしっかりガード。
門番はいつもは2匹だけど、もう何匹いるかわからないくらい大部隊。
蜂球部隊の外側もぬかりなく陣形が組まれ、他のスズメバチが来ないかを見張ってます。
写真ではわからないですけど、羽根を広げて震わせて、威嚇しているような感じです。
外側の部隊が皆羽根をブルンブルンと震わせていました。
メチャクチャ怒ってます
そして花粉をいっぱい足につけたハチが、すごいスピードで2匹帰って来た~
今のうちに巣の中に入れ~
一生懸命集めた花粉。足にくっ付けて戻ってきました。
熱殺攻撃はかなりの長期戦です。
がんばれ~
やっと1匹退治しました。
死亡確認係。
生き返ったら怖いからね、一応見張っておかなくちゃ。
で、私も援護しましたよ
この軽さがいいのかもしれないです。
巣の前で浮いているスズメバチの上からフワッと被せるだけで、ビックリして勝手に中に入ってくれる。
そしてやっと静かになり、しばらく様子を見ててもスズメバチはやってこないし、門番の数も減って来たし、家の中に戻ったんです。
そして夕方、念の為見に行ったら・・・
また蜂球攻撃してた~
右に2匹、退治済みのスズメバチ。
左はただ今蜂球中。
勇敢に戦い、この日は勝利を納めました。
働き蜂は全員女の子
最強アマゾネス軍団
体は小さいけどみんなで力を合わせて勇敢に戦う姿。
本当に感動的でした。
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