チェックイン後、
フナ市場にある銀行近くの少し立派なホテルへと向かう。
そのホテルでサハラ砂漠ツアーを申し込むのだ。
宿泊客でなくても全く問題ない。
むしろツアー主催側は車が満席になって大歓迎なのだ。
印象的だったのがこのホテルの客が9割フランス人でフランス語しか通じなかった事だ。
サハラ砂漠キャメルツアーの日、
早朝、キャラバンにツアー客が乗り込む。
アルジェリア国境付近のサハラ砂漠へと向かっていく。
途中標高の高いオートアトラスを超え、
メルズーカという小さな村に寄り宿泊する。
辺りは岩石地帯で何もないがここのゲストハウスは居心地が良い。
美味しいモロッコ料理に、熱くて甘いチャイ。
記憶があまりないが標高が高いせいか気温も低く過ごしやすい。
翌日、四駆に乗り換え荒野を爆走していく。
数時間後には砂丘が見えてきた。
砂漠の一歩手前という所で、今度はラクダに乗り換える。
出発!
ここからは見渡す限り砂の世界が広がっている。
一列に並んで進んでいくラクダ。
太陽が砂漠のキャンバスにラクダの影を描く。
風が強く、吹き付ける風に混じる砂が水分を奪っていく。
しかし風があるせいか、意外と暑くない。
2時間くらい進んで行くとテントサイトが見えてきた。
インドのジャイサルメールの砂漠ではテントすらなかったので
何か嬉しかった。
因みにインド⇩
テントに到着すると早速砂丘に登りお決まりの写真撮影だ。
砂丘を登るのは意外に疲れる。
今じゃ間違いなく無理だろう。
中国人は諦めていた。考えられない。
フランス人の老夫婦でさえ頑張って登っているというのに。
その後は夕食だ。
タジン、クスクス、フランスパンを堪能。
日が完全に落ち、ヘッドライトがないと何も見えない世界になるが、
夜空には満点の星空が姿を現す。
最高のシチュエーションに放心状態。
ずっと寝そべって星空を見ていた。
その後夜更かしという事で、焚火を起こし伝統的太鼓を持った
モロッコ人と一緒に焚火を囲み、音楽に合わせて、
何を言っているのか分からないが皆で歌い合った。
私も高校時代ドラムをやっていた事もあり太鼓を叩かせてもらった。
私のリズムでモロッコ人が歌を歌いだす。
これで酒があれば最高じゃないか笑