ポルラマールに足を踏み入れる。
そこら中の店が鉄格子越しに商売している。
ゲストハウスと小さなスーパーマーケットは夜になると鉄格子をする模様。
しかし何もないこの町。
露店やらは程よく賑わっておる。
我々は基本、現地通貨は空港で換金せずに町中のレートが良い換金屋を見つける。
あとは路上で違法にやっている闇替えだ。私はそう呼んでいる。
露店闇替えは世界中にある。
今回も闇替えのレートが良く100米ドル(50米ドルずつ)換金した。
そのやり取りの最中、
親父A「やばいぞ!!警察だ!!隠れろ!!」
親父B「おいお前らそこの服屋に隠れろ!!これ金な!」
っと言う。
私は渡された金を猛スピードで数える。
その間、親父Bは服屋の入り組んだ場所に案内し、
我々をここで待機するよう命じる。
親父B「警察の対応してくるから、様子を見てくる。」
と言い残し立ち去る。
私「え!?全然たりひん!!ちょもっかい数えるわ」
汚い札束を無心で数える。
私「あのレートやと半分しかない・・・・・」
やられた。。。
元の場所に戻ると奴らは散開しており姿がない。
試しにもう1つの闇替え商人に話すると、
親父C「ダメだ、出来ない。」
の一点張り。
もうポルラマール内では東洋人2人が詐欺に遭った話題で持ち切りだろう。
早速出し抜かれて2人で50米ドルも損した。
細心の注意はしていたつもりだが、
汚職まみれの警察に捕まって刑務所に行ったり、
賄賂を払わされたりするのが嫌だった。
因みに英語は一切に通じない。。
親切心で服屋に隠れろと言った親父の言葉を真に受けて夢中で隠れた我々は、
悔しさ一杯でポルラマールの初日を迎えたのだった。
市内の海岸は物凄い綺麗だ。
海岸沿いポルラマールで何とか宿を確保。
悲惨なことに私はその日の昼過ぎに腹痛があり、熱があるぐらいしんどくなってきた。
風邪を引いてしまったのだ。
とにかくPLとフロモックスを服用し夕方まで寝た。
夕方、もうこの町にいたくないのでビーチ方面へ行こうと決めた。
しかし宿の店主にタクシーを呼んでくれと言うと、
店主「マニャーナ、マニャーナ」
の一点張り。
私「明日の何時にタクシー来る?」
と聞くと
店主「マニャーナ、マニャーナ!!」
の一点張り。
らりってんのかなと思った。
仕方なく晩御飯まで宿で休憩しながらスペイン語を勉強していると、
『マニャーナ』は「明日」という意味と「午前中」という意味があると書いてある。
あの店主は明日の午前中に呼ぶ!と言っていたのかと解釈した。