我々はガラパゴス諸島を満喫する。
特に諸島の中でも一番デカいイサベラ島へ上陸した。
上陸する際、12人乗りの小さい高速ボートで2時間以上荒波を超えて行くのだが、
乗って10分で船酔いとなり残りの時間は地獄絵図だった。
当然嘔吐しまくる。
ビニール袋にするが、猛スピードで走るボート上では潮風に煽られ、
意識朦朧の中、ヒラヒラ、いやバシバシなびくビニール袋に嘔吐をするのは至難の技だった。
ゲロ袋を持ち、
グッタリ疲弊している私はボートの外に腕を出して波のしぶきを見ながら意識混濁。
いつの間にか手が水面に触れ、後ろに水しぶきが飛び、後ろの乗客顔面がびしょ濡れになる。
乗客は笑いながら大丈夫だよ、と言ってくれるが、船員は少し怒っていた。
少しの接触が大惨事となる、この高速ボート。
凄まじいスピードなのを覚えている。
赤道直下の海原にほおり出した腕は僅か15分で焼けてしまっていた。
地獄を何とか耐えた私は、
島に到着する際、地面に足を付けた瞬間に
座り込んで5分くらい放心状態となった。
揺れない地面に逆に違和感を感じて気持ち悪い。。
どないなっとんねん。。。。
その後ゲストハウスで休憩し、すっかり元気を取り戻すと
乗馬で山を登り、ある地点まで行くと山頂付近でお昼ご飯。
乗馬の際、
馬は何回も同じルートを走っているせいか放置プレイだ。
先頭は見えずツアー仲間も見えず、相棒も見えず、
単独で乗馬している状態だった。
何かあったらどうすんだ!と少し思った。
昼食後はそこから今度は徒歩でテーブルマウンテンの如く
岩場を歩いて行くと巨大なカルデラが姿を現す。
前述したが申し訳ないことに世界一ではなかったこのカルデラ。
反対側の淵が見えない程の巨大だが違う様だ。
火山活動が活発なガラパゴス。
まさか海以外にも魅力があるなんて!!笑
当時は情報がほとんど無かったが、現地に行けばわんさか出るツアー情報。
老後はガラパゴスで金持ち相手に旅行会社をしたいなと考えた。。