術後64日目、退院54日目【Mar'10回想編『南米旅行』3】 | 性腺外胚細胞腫瘍 後腹膜原発 絨毛癌 旅好き 間質性腎炎 てんかん 透析

性腺外胚細胞腫瘍 後腹膜原発 絨毛癌 旅好き 間質性腎炎 てんかん 透析

●2015年2月 28歳発病 現在30歳 性腺外胚細胞腫瘍
後腹膜原発 多発性肺転移 脳転移
●ケモBEP4とTIP2とTIN2とIrN2&脳放射線24Gy定照射
●ケモ入院10ヶ月と後腹膜リンパ節廓清手術
●2017年2月 覚醒下開頭腫瘍摘出術
●2018年2月 薬剤性間質性腎炎と診断

綴る

我々はガラパゴス諸島を満喫する。

特に諸島の中でも一番デカいイサベラ島へ上陸した。

上陸する際、12人乗りの小さい高速ボートで2時間以上荒波を超えて行くのだが、

乗って10分で船酔いとなり残りの時間は地獄絵図だった。




当然嘔吐しまくる。

ビニール袋にするが、猛スピードで走るボート上では潮風に煽られ、

意識朦朧の中、ヒラヒラ、いやバシバシなびくビニール袋に嘔吐をするのは至難の技だった。






ゲロ袋を持ち、

グッタリ疲弊している私はボートの外に腕を出して波のしぶきを見ながら意識混濁。

いつの間にか手が水面に触れ、後ろに水しぶきが飛び、後ろの乗客顔面がびしょ濡れになる。

乗客は笑いながら大丈夫だよ、と言ってくれるが、船員は少し怒っていた。






少しの接触が大惨事となる、この高速ボート。

凄まじいスピードなのを覚えている。







赤道直下の海原にほおり出した腕は僅か15分で焼けてしまっていた。









地獄を何とか耐えた私は、

島に到着する際、地面に足を付けた瞬間に

座り込んで5分くらい放心状態となった。

揺れない地面に逆に違和感を感じて気持ち悪い。。

どないなっとんねん。。。。








その後ゲストハウスで休憩し、すっかり元気を取り戻すと

乗馬で山を登り、ある地点まで行くと山頂付近でお昼ご飯。





乗馬の際、

馬は何回も同じルートを走っているせいか放置プレイだ。

先頭は見えずツアー仲間も見えず、相棒も見えず、

単独で乗馬している状態だった。

何かあったらどうすんだ!と少し思った。

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昼食後はそこから今度は徒歩でテーブルマウンテンの如く

岩場を歩いて行くと巨大なカルデラが姿を現す。

前述したが申し訳ないことに世界一ではなかったこのカルデラ。

反対側の淵が見えない程の巨大だが違う様だ。

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カルデラ


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ツアー仲間




火山活動が活発なガラパゴス。

まさか海以外にも魅力があるなんて!!笑

当時は情報がほとんど無かったが、現地に行けばわんさか出るツアー情報。








老後はガラパゴスで金持ち相手に旅行会社をしたいなと考えた。。


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こんなデカイのも普通にいる