そうしたら君が取っておいた、君の写真と手紙がどっさり出てきて。
手紙は親友から君あてのもので、しかもぼくと知り合う前の内容ばかりだったので、処分することにしたよ。ごめんね。
写真は懐かしいものがほとんどだったけど、見たことのない写真もたくさんあって。
前に、ぼくに話してくれたよね。
昔の君は写真で笑顔になれなかったけど、ぼくと出会ってから自然に笑えるようになった、と。
君の言う通り、昔の君の写真はあんまり笑顔がなかったかも。
でもいつも友達に囲まれて、とっても楽しそうだったよ。
ぼくは君に言われて、本当に嬉しかったんだ。
君は言ってくれたよね。
ぼくと一緒にいると自然でいられる、って。
あんまり贅沢もさせてあげられなかったし、仕事の愚痴もあまり聞いてあげられなかったし、悪かったなあと思うんだ。
だからなおさら、君に褒められたりするのが嬉しくて。
今日はずいぶん片付けたつもりだけど、まだまだだね。
明日も時間があったら、片付けするよ。