昨日、プロゲーマーの梅原さんの
記事を書いている時に、
「ゲームセンター」というワードが
出てきて思い出したことがあります。
もう結構、昔の話になるんですが、
友人とラウンドワンで遊んでたんですよ。
で、次の約束まで
半端に時間が余ったので
メダルゲームでもしようという
話になったんです。
確か、こんな感じのゲームです。
ただの時間潰し程度に
考えていたのですが、
甘かったですね。
そう簡単に
やめさせてくれないんですよ(笑)。
昨日の記事にも通じる所が
あるんですが、
ご褒美のタイミングが絶妙です。
メダルを指定の穴にうまく投入すると
サイコロが回って、
ゲーム画面のマリオがすごろくを
進んでいくというシステム。
マスに止まるとイベントがたまにあり、
クリアすればメダルを大量にもらえます。
基本はこの繰り返し。
ですが、このゲームは
そう単純ではありません。
常に目の前にニンジンが
ぶら下がってる状態に
させられてしまうんです。
ステージをクリアする度に
プレゼントがあるので、
ゴール直前まで進むと
もうちょっとやりたくなります。
それとは別に、少しずつ溜まる
ボーナスゲームのゲージがあって、
これも溜まりそうになると
やめるのが惜しくなってきます。
で、何千枚というメダルが当たる
ビッグチャンスのゲージも別にあり、
これもどうせ当たりもしないのに
ゲージが溜まってくるとそわそわ。
さらに、ゲーム画面だけでなく
目の前にも少しずつメダルに
押し出されているボールが見え、
下に落ちるとボーナスゲームが
始まるので(笑)、これも気になります。
こういった多様なボーナスが
ちょうど一巡するように
なってるんですよ。
「ステージクリアしたら辞めよう」
と思って進めていると、
他のゲージが溜まってきて、
「ボーナスゲームが終わるまでやろう」
と思うと、その頃には目の前のボールが
今にも落ちそうになってます。
この「もう少し」「もう少し」が
連鎖してずっと辞められない
仕組みになってるんですね。
ガチガチに計算されてます。
怖っ。
しかも、メダルをもらう時は
大量にもらえるのに、
自分が払うメダルは常に1枚ずつ。
だから、
大量にメダルを使っていることに
気が付かないんですよね。
本当は減るメダルの方が多いのに、
何となく儲かっている感覚になります。
さらに、僕が考えるに、
もう一つ途中でやめられない
要因があります。
それは、
「もうちょっとでボーナスが
溜まるから、やめるのは
もったいない」
という、もったいないだけではなく
「ボーナスが溜まった状態で
他の人に席を明け渡すのが
もったいない」
という、もったいないが
大きいのではないかと。
ゲームをやめれば
その席を立つことになりますから、
自分が頑張って溜めたボーナスを
次にやる人が手に入れてしまうんです。
人間は「得をしたい」よりも
「損をしたくない」という
気持ちの方が強いので、
自分が頑張った成果を
人に渡してしまうという「損」を
避けたくなる心理が働くんですね。
こういった複合的な理由で、
途中でゲームをやめることが
難しくなっています。
パチンコなんかも仕組みは近いですね。
本当によくできていると思います。
こういった人の心理状態を
うまく理解すれば、
リピーターの獲得もできますし、
スタッフに目標とご褒美を
タイミング良くあげることで
モチベーションを
維持することもできます。
「もったいない」「損をしたくない」の
精神ってすごく強いですから。
スポーツジムに真剣に通うなら
先に1年分の会費を払った方が
「行かなかったらもったいない」
という気持ちが働いて頑張ります。
そんな風にお客様やスタッフ、
さらには自分自身のメンタルも、
うまく「もったいない」を利用して
行動につなげていきたいですね。

