88回 謙虚さを忘れた時に思い出すこと | 札幌の零細企業を助成金・社員研修・日報・ブログの活用で支援するコンサルタントのブログ 「チダのイチダイジ!!」

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何から始めればいいのか、先が見えなくなってしまった
零細企業の社長や個人事業主を救うコンサルタントのブログです!

こんにちは、千田(ちだ)涼介です。





本ブログは、18歳から講師業・
コーチングの経験を積み重ね、



大手学習塾では生徒アンケートで
全国1位を獲得




現在は創業わずか2年間で
大小100社以上に社員研修・
コンサルティングサービスを提供





そんな千田が、日々の業務や
日常に潜むビジネスチャンス
について、つらつら書いております。




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新人の塾講師だったころに、
先輩が授業の見学に来ることが
決まりました。




ところが、二回続けて同じ授業を
見せなければならない
時間割だったので、
正直すごく嫌だったんです。





そこで一計を案じました。
自分の能力をアピールするために、
二回の授業を全く
変えないようにしたんです。





約90分の授業をすると、
普通は同じ授業をしても、
説明の内容や順番が変わります。





そこを一言一句、同じ言葉で、
同じ順番で、同じ抑揚で
授業をすることで、いかに完璧に
授業が練り上げられているかを
アピールした訳です。





それを見た先輩の一言目は、
「おまえはマジで凄いな」
というものでした。





そして、次に
「ちょっとがっかりしたわ」
と続けたんですね。





聞き違いかと思って二度見しましたが、
曇った表情からそうではないことを
読み取り、何が悪いのか聞いてみました。




すると、
「授業が全く同じということは、
おまえは1回目の授業から何も
学ばなかったということだ」
と言われたんですね。





これはショックでした。





本来は、生徒の反応やデキを見て、
もっと理解度が高まるように、
修正をしなければならなかったのに、
アピールを優先したことで、
授業が全く成長しなかったんです。





それをきっかけに
仕事に取り組む姿勢が変わりました。
そして、どんどん成果が出るように
なっていったんですね





それ以降は、
「もうこれ以上のものはできない」
と感じることがあっても、
まだ上があるはずだと
自分に言い聞かせて
頑張るようになりました。





もう10年以上も昔の出来事ですが、
今でも思い出しては、
謙虚な気持ちを忘れないように
戒めにしています。