聖書ではカインとアベルの章で
優越感と劣等感について書かれています。
人間の持つ感情の中で
原始的で
最もポピュラーで厄介なものが
嫉妬の感情。
持ってない人はいないと思う。
嫉妬は自分と他者とを比べることで
生まれる感情です。
あの人は幸せそう…なのに私は…
あの人はお金持ちに見える…だけど私は…
あの人は人気者だ…けれど私は…
あの人は美しい…でも私は…
あの人は持ってるけど
わたしには…ない。
そうやって自分にないものを他者の中に発見したと見えるき、言いようのない不安に苛まれ、
自分にはないと決めつけ、
自分を蔑め、
いじけてしまうのです。
そのループに入ってしまうと
自分を卑下し、
自分で自分を攻撃し始めるので
しんどく、苦しく、
どんどん自信もなくなっていきますよね。
どんなにあなたは素敵だよって言われても
どんなに愛してるよって言われても
自分自身で自分を満たしていないので
その言葉は嘘に聞こえたり
さらにその奥に潜んでいる本音を探りたいと思ってしまったり…
さらにさらにネガティヴの沼に落ちてしまいます。
そんなとき、私だったらどうするか。
もちろん、その相手から目を逸らすというのも一つの方法。
辛いならばその人を見なければいい。
相手の放つ光が眩しくて
自分の後ろに大きな影があるように感じてしまうこともあるかもしれません。
でもそれはその場しのぎ。
根本の解決にはならないみたいです。
私がオススメするのは
何かに集中すること。
踊ることはとてもとても良いと思います。
歌う、楽器を演奏する、
自然の中に身を置いてみる、
めちゃくちゃ目の前のこと(掃除とか)を頑張ってみる…
などなど…
ずっとずっとやり続けていると
「まっ、いっか。」っていう感情が生まれてきます。
それが感じられたらラッキー!
そこから、落ち着いて何が違和感だったのか
どこに引っ掛かっていたのか
ほんとうは何が欲しかったのか
「ほんとうのところ」を
感じてみます。
どこかに小さく縮こまった
小さい頃に満たされなかった私がいるはず。
その子を見つけて助けてあげてね。
私も嫉妬の念を送ってしまうこともあるし
また、その逆もあると思います。
でも、全ての答えは自分の中にあります。
何度でも自分に還ります。
そしてそれを思い出させてくれた相手の方には
心の中で感謝の気持ちを送っています。
いつもありがとうございます。
今日もいい日に。