日常の事、自分の好きな事、子供の事を主に書いています
2020年9月に次女が1型糖尿病と診断されました。
その事についてもちょこちょこ書いています。
2021年に長女が左腎静脈流異常と診断されました。その時のエコーで、右腎に嚢胞が1つ見つかりました。今は、特に治療が必要無く、定期的に医大で腎臓の様子を見ている状態です。
アタックZERO部屋干し
元日の義父母宅での夕食の時、
こんな会話がありました。
子供達は既に食べ終わり、好きな遊びをしている時の事。
義父母のお酒も進み、私も結構お腹いっぱいだなーって思いながらテレビを観たり、談笑をしている最中。
義父母も久々にみんなでお酒を飲んで、いつもより口数が多くなっていました。
義母
『今年は、お父さん、また神社に行こうって思ってるのよね。ね、お父さん?』
義母はグラスを持ちながら、お義父さんの顔を見ました。
私
『?そうなんですか?』
義母
『お父さん、ここ3年は神社に行ってないのよ』
【また神社に行こう】って言葉に引っ掛かったので、不思議そうな顔で義母を見ました。
今までも神社に行ってなかったっけ?
ん?
私達が神社に行く時に、一緒に義父のも御祈祷をしてなかったっけ?
あれ?
私達が自己判断で義父の名前でも御祈祷をお願いしてただけだった?
よく私達が神社に行く時に、御祈祷を頼まれたりしていたので、記憶がゴチャゴチャになっていました。
私
『そうでしたっけ?』
義母
『そうなのよ。ずっと毎年、家族の健康をお願いしていたんだけどね』
グラスのお酒をグイっと飲み干しました。
義母
『次女ちゃんの病気が見つかったじゃない?
その時から神社に行かなくなっちゃったのよ』
私
『え。次女の??』
義父を見ると、グラスの中のお酒を見つめながら苦笑いをしていました。
義母
『そう。
ずっと毎年、みんなの健康をお祈りしていたのに。って。
まあ早い話が、神様に対して怒っちゃったのよね』
私
『!!!』
思わず、隣に座って話を聞いている旦那と目を合わせてしまいました。
知らなかった…
義父がそんなに次女の病気の事を考えていてくれてるなんて。
義父
『なんか…
次女ちゃんの病気が分かって…
急に腹が立っちゃったんだよな』
義父が小さく笑いながら、話してくれました。
義父
『何だよ。
家族の健康、守ってくれないじゃないかって。
頭にきちゃってね』
残りのお酒を飲みながら。
私
『そうなんですね…』
そう言いながら、目頭が熱くなるのを感じました。
次女の病気を思っての苦しさ
と
こんなにも孫たちを大切にしてくれている。と感じた嬉しさ
とで
感情がかなり入り組んで、涙がこぼれそうになりました。
私
『そうですよね。お義父さんの気持ち分かります。
私も最初は思いました。
何で?何で次女が?って』
当時の気持ちを振り返りながら、私も話しました。
私
『○○さん(旦那)も、主治医に、自分の臓器と交換してくれって言ってましたし。
神様、何でって…』
当時の気持ちが急にフラッシュバックしてきました。
私
『でも、見方を変えたんです。
祈っていたから、ここで済んだんじゃないかって。
あのコロナ真っ只中で発症して、あのまま学校が始まらなかったら、一型糖尿病とも知らずに次女は死んでたんだな。って。
一型糖尿病になってしまった事はそれはかなりショックですけど、早い段階で気付かせてもらえた。
今は、インスリンを注射すれば普通に生きられて、進学も就職も結婚も出産も出来るって。』
義父母も真剣な顔で聞いてくれました。
私
『だから、気付かせてくれてありがとうございます。って、毎回、神様に感謝を伝えてます。』
旦那
『そう。次女の病気をこの段階で教えてくれてありがとうございます。って思っているよ。』
普段、そんなに義父母と話さない旦那も会話に参加しました。
義母
『そうよね。お父さんもそう思えるようになって、だから、今年から神社にまたお参りに行こうって思ったのよね』
義母もお義父さんを見ながら、笑顔で話してくれました。
新年の挨拶で、義父の本音を聞けてとても嬉しく思いました。
私は、ここに嫁いできて本当に良かったと改めて思えた出来事でした。