✒手の形によって感覚が変わる/ふぁんそんテクニックの全て・12-2
(四)
では、菩薩静功の十一種の名称と形、及び、体感についてお話させて頂きますね。
1、南無
🔹南無の意味
これは梵語のナームとかナーモという言葉の音を漢字にしたもので、その意味は、〔帰依します〕という意味で、言ってみれば「あなたに従い、着いて行きます何処までも」のようなプロポーズのようなものだと理解して下さい。
南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経、南無観世音菩薩、南無三などと用いられ、不動明王の真言の「ノーマク…」も同じ意味ですね。
因みに、南無三の〔三〕は、〔三宝〕のことで、三宝とは、〔仏法僧〕のことなんですね。
関係ない話ですが、〔ブッポーソー〕という鳥が居るようですが、あれは鳴き声がそう聞こえるからで、本当の名前は〔コノハズク〕と言うんだそうですよ。
ウグイスなんかの鳴き声も「ホー、ホケキョー(法、法華経)」と聞こえ、日本の鳥たちは仏教に帰依しているのかも知れませんね。
🔹南無の形
さて、その〔南無〕の形ですが、胸の前で合掌した形です。
手を合わせたら、肩と肘を落として力を抜き、体重を尾骨側に掛けて、スッと腰を伸ばして下さい。
🔹南無の感覚
次のようなところで感覚を味わってみましょう。
①指や掌の皮膚
②皮膚が触れていない掌の間の空気感
③手の高さに相応する旨の中に現れてくる感覚
胸の中がじわーっと温かくなって来ると心ちよく坐っておれるようになりますよ。
2、禅定
🔹禅定の意味
禅定というのは、梵語のディヤーナという言葉の音と意味を合わせた言葉です。
ティヤーナの音を漢字にした禅那の禅と、その意味である〔心身を統一する〕、即ち、いま自分がしていることのみに没頭することによって得られる心の安定した状態の〔定〕を合わせた言葉、それが〔禅定〕なんですね。
この〔定〕だけの意味を持つ梵語がサマーディという言葉で、これもその音を漢字で表した言葉が〔三昧〕で、坐禅瞑想によって得られる安定した心の状態を〔三昧の境地〕などと言いますから、〔定〕と〔三昧〕は同じ意味なんですね。
僕は、これを「禅を通して定(三昧)に至る」と理解しています。
🔹禅定の形
両手(掌)を重ねて足の上に載せ、親指の先を触れあった形。
一応、男性は左手が上に、女性は右手が上になるように重ねるとされていますが、ジェンダー平等、多様性の尊重の時代ですから、自分の体(手)に違和感がない方で構いませんからね。
🔹禅定の感覚
下腹の中、骨盤の中、いわゆる丹田感覚を体感してみましょう。
下腹の中が温かくなって来ると、その感覚に没頭出来るようになりますからね。
(つづく)
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