✒気の泡で洗い流す軟酥の法の心地よさ/ふぁんそんテクニックの全て・8 | ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

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✒気の泡で洗い流す軟酥の法の心地よさ/ふぁんそんテクニックの全て・8


(一)
 〔癒しの体感〕の習練の三つ目は〔気功流軟酥の法〕です。
 ご存知のように、〔軟酥の法〕は、江戸時代の禅僧、白隠が、厳しい修行によって、激しい頭痛や眩暈、滝の轟音のような耳鳴り、氷のような足の冷え、それに伴う腹痛や下痢等々、所謂、禅病という状態になり、それを克服する為の技法として、京都白河の山奥の洞窟に住んでいた白幽仙人から伝授された治療法です。
  牛乳を煮詰め、とろとろになった液体状のもの、例えば〔なめらかヨーグルト〕のようなものを〔軟酥〕と呼ぶ訳ですが、その軟酥を頭の上に載せ、その軟酥が体の中に染みこむように垂れ落ちてきて、そのとろとろの液体が肺や心臓、肝臓や胃腸などの病、症状を洗い流していくという具合にイメージしていく技法、それが〔軟酥の法〕です。
 禅病によって〔頭熱足寒〕になってしまった体を、〔頭寒足熱〕の正常な体に戻していく技法なんですね。
 しかし、この技法はイメージ療法です。
 イメージ療法ですから、〔意識の集中〕という作業が求められ、〔体感への没頭〕とは逆の脳の活動になってしまい、体内が副交感神経優位には成り辛いんですね。
 そこで、この〔軟酥〕を気の感覚に置き換え、更に、体を前面、側面、後面、そして中心軸と、縦のラインで経絡的に分け、体感的に解りやすく作り替えた技法が〔気功流軟酥の法〕なんです。

(二)
 具体的な方法をお話させて頂きます。

①まず、気のボールを作ります。

②それを、顔からの洗い流しで行なったように〔気の泡〕と見立て、それが気功流の軟酥なんですが、その〔気の泡〕を両手で持ち上げ掌を頭に向けて、〔気の泡〕を頭に載せます。

③手の誘導で〔気の泡〕を前頭部から額の中に染みこませ、目の中、頬、口元顎と垂れ降ろしてきて、顎の下の空間を通って、鎖骨の上から胴体に入り、胸から鳩尾、上腹部、お臍から下腹と垂れ降ろしてきた〔気の泡〕を恥骨、鼠径部から掌で外に押し出すようにしていき、それを二、三回くり返します。

④前側の洗い流しを終えた後、両手を左右に垂らし、いま〔気の泡〕で洗い流した体の前面全体の感覚を体感しましょう。

 以上のような方法で、
・側頭部から肩、腋窩、脇腹、股関節と体の側面を、
・後頭部から首筋、背中、腰、臀部と体の後面を、
・頭頂部から頭の中、顔の中、首、襟首から胴体の中と体の中心軸を
と、夫々に洗い流し、その後に現れてくる体の感覚を体感してから終わりましょう。
 終わる時は、手を擦り合わせたり、体を叩いたり、揉んだりし、体を戻して下さいね。


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🎈お問い合わせはSメールで→09019816957
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