【気功流治療法/本治法・1】 | ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

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【気功流治療法/本治法・1】 


(一)
 僕は鍼灸師として東洋医学的な治療である〔経絡治療〕に取り組んでいましたので、その立場から言いますと、治療には、
・本治法
・標治法
の二つの方法があり、それが車の両輪、鳥の翼のように、共同して支え合って治療を進めていくことになっているんです。
 簡単に言えば、本治法は、体の基礎的な力を付けていく、つまり、経絡のバランスを調え、免疫力を高めていく方法で、標治法は、患者さんの抱えている症状を改善していく為の治療法ということができます。


(二)
 鍼灸に於ける本治法は、これまで学んできたような〔望聞問切〕によって全身の経絡の虚実を診て、その上で〔証〕を立てて、必要な経絡への補瀉を行なうことなんですが、気功流の治療法においては、更に、その前段として、脉は診れなくても出来る〔気による癒しの技〕があるんですね。
 まずは、その技からお話します。

(三)
 その〔気による癒しの技〕は、
・左陽池と関元を用いる技
・命門或いは、八竅を用いる技
の二つがあります。

1、左陽池とと関元を用いる技
 仰向けに寝て頂いた患者さんの左側に立ち(座り)、患者さんの左手の手首の陽側の真ん中にある〔陽池〕というツボに術者の右手の労宮を当て、手首を軽く包むようにし、術者の左手の労宮を患者さんの関元に、気のボールを押し当てるような感じで向けます。
 3分から5分ほど当てましょう。

2、命門或いは、八竅を用いる技
 患者さんにうつ伏せに寝て頂くか立つか、背もたれのない椅子に座って頂きます。
 術者は、患者さんの命門、或いは、八竅に、両手か片手で気のボールを押し当てるようにします。
 3分から5分ほど当てましょう。
*8竅とは、仙骨にある左右四つずつある穴のことです。

 上のうちのどちらか一つで構いませんので、患者さんの状態などに併せて行なってみて下さい。



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