【足の三陽の経絡・1/足の陽明胃経】 | ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

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【足の三陽の経絡・1/足の陽明胃経】


📘解説
 足の陽明胃経は、両目の幅から両乳頭の幅の面をそのまま足の付け根(恥骨、鼠径部)まで広げ、そこから左右に分かれ、脚の前外側(陽側の前三分の一)の幅で足首の前に降り、第2第3指に流れていくルートになります。
 目から鼠径部までの四角い凧の足が足の陽明部を通って第2第3指まで伸びているような形になります。


📘目安にする胃経のツボ

1、四白(しはく)
→瞳の真下で、目の下にある骨を正面から押したところにある凹み。

2、地倉(ちそう)
→口角の外際。

3、人迎(じんげい)
→喉の外側にある頸動脈の上(拍動部)。

4、缺盆(けつぼん)
→乳頭線上で鎖骨の上の陥凹部。

5、気戸(きこ)
→乳頭線上で鎖骨の下際。

6、乳中(にゅうちゅう)
→乳頭の中央。

7、梁門(りょうもん)
→中脘の左右2寸(三横指)
*中脘は胸板の骨の下際と臍との中間にあるツボで、脘は胃袋のこと。

8、天枢(てんすう)
→臍の左右2寸。

9、水道(すいどう
→天枢の下3寸(四横指)
*関元の左右2寸。

10、気衝(きしょう)
→天枢の下の恥骨の上縁。

11、髀関(ひかん)
→骨盤の前の出っ張った骨の下に拇指球と小指球の境目辺りを当て、母指と中指で太ももを挟むようにした時、中指の当たる辺り。

12、梁丘(りょうきゅう)
→膝蓋骨(膝頭)の外側の上の角の上2寸の筋肉の溝の中。

13、足の三里(さんり)
→膝の外側の下にあるクリクリした骨(腓骨頭)の直下と脛骨との中間/膝頭の上のラインに親指を水平に当て、90度の角度で示指を開いて下に延ばした時、示指に添えて延ばした中指の当たる辺り。

14、解谿(かいけい)
→足関節の前面の中央で/腱と腱の間の陥凹部。

15、厲兌(れいだ)
→足の第2指の外側の爪甲根部。
*気の流れとしては第2第3指の二本の先にすれば良いでしょう。


📘治療
 胃経のツボは、基本的には胃腸の働きを調える役割を持っています。
 四白は、睛明や顴髎などと併せて目の疲れや仮性近視などに用います。
 梁丘は激しい胃の痛み(胃痙攣)の時に強く押して下さい。
 足の三里は、万病予防、健康維持のお灸のツボとしてお薦めです。
 解谿は足の疲れに、三里と併せて使って下さい。

(例)
・樹木の呼吸や気功流軟酥の法などで気を通す。
・欠盆や気戸、天枢や三里などから気を入れる。
・或いは、せんねん灸をすえたり、磁気の粒を貼ったりしておく。



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