【〔兪〕の字から学ぶ〔ふぁんそん感覚〕】/気功を語る | ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

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 〔癒し〕という漢字の解字を見ていて、その元の意味を知った時の感動は今でも覚えています。
 〔癒〕の中にある〔兪〕という字が、丸太を斧でくり抜いて丸木舟を作るというところから作られた字で、〔癒〕は、くり抜く、病巣を刳り抜く、心のしこりを取り除くという意味の漢字だったんですが、それだけを知識として知っただけなら、僕の感動は、さほどでは無かっただろうと思います。
 白隠禅師の〔軟酥の法〕を、イメージではなく、気の感覚として体感する(体感してもらう)為にはどうすれば良いのかを模索していて、〔気の泡による顔からの洗い流し〕の技を作り上げ、その最後に顔や胸腹部、即ち、体の前面の感覚を体感していた時、体の中がじんわりした空気で満たされたような感じになり、体の前側の皮膚の感覚が消え、前野大きな空間の一部が体の中にあるような、そんな感覚になり、実は、その感覚が〔ふぁんそん感覚〕だと、後から解ることになるんですが、とにかく、体の前側がくり抜かれ、肉体が無くなったような感覚になったんですね。
 その体の中と外との空気的な一体感を僕は〔空の体感〕だと感じた訳で、その空気的な体感こそが般若心経で説かれている〔空〕ではないかと思った訳です。
 その視点で般若心経を読んでみると、本当にスッキリと理解できました。
 そんな時に〔癒し〕の解字に出会ったんです。
 今では〔ふぁんそん感覚〕と〔空の体感〕と〔兪〕の三つはほぼ同義語であると確信しています。
 気功を極めていく為には、気功の理論と技だけを習得してもダメで、色んな学びによって気功の中身を膨らませていくことが必要で、気功の源流にある東洋思想や東洋医学、東洋的な身体操作法を理解する為に、仏教や般若心経、陰陽五行、経絡の道筋などを学ぶことも必要だし、体操競技の選手や陸上競技の選手などの体の使い方などからも学ぶ必要があるんだと思っています。


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