ラスボス DIC  | トイプードルA*L*J*P*Pに夢中♡

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私の生き甲斐となりましたトイプ-ドルの姿をした愛しすぎる子供達
        ♔アン*ライ*ジャ*パ*プー♔

 

4兄妹の中でも

一番最初に目を開けたジューシー

 

 

 

動物病院から母の家に連れ帰り

DIC播種性血管内凝固症候群

の意味を調べてみたところ

 

 

本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症候群である。早期診断と早期治療が求められる重篤な状態で、治療が遅れれば死に至ることも少なくない。汎発性血管内凝固症候群とも言う。また、こうした全身で無秩序に起こる血液凝固が血小板を消耗することにより出血箇所での血液凝固が阻害されることを、消費性凝固障害という

 

 

 

※前記事で検査結果が

赤血球0と書きましたが

血小板0の誤りでした。

改めて訂正させて頂きます。

 

 

 

他のサイトも色々見てみると

血栓が沢山出来て

色々な所を詰まらせるので

多臓器不全を起こすなど

怖い事が沢山書いてあり

病気のラスボスとさえ

書いてある記事もありました。

 

 

信じたくない

誤診であって欲しいと思いながら

眠れぬ夜を過ごしました。

けれどラスボスならば倒す事もできるはず

アイテムを沢山使って連携すれば

勝ち目もあるのではないか・・・

 

 

 

その時はそう思いながら

朝一番でジューシーを連れて

動物病院で診察を受けました。

 

 

 

なにか他に治療法は無いのか

どうしてこうなってしまったのか

いつからこうだったのか

唯一生後5ヶ月には避妊手術も受け

半年前には健康診断も受けています。

原因も教えて下さい。と

母に代わって質問攻めでした。

 

 

 

「遺伝というのもあります」

 

 

 

えっ遺伝?

ジューシーの兄妹と

母親ワンちゃんが家にいますが

みんな健康でずっといます。

遺伝でなる事もありうるってことですか。

 

 

 

「解りません」

「突然発症することも多いのです」

 

 

 

頭が真っ白になりました。

益々意味が解らない。

私の欲しい答えが返って来ない・・・

 

 

 

自宅に連れて帰ってから

介護食用のご飯を与えてみたけれど食べない事、

お水を指に付け口元に持っていくと

ぺろっと一口だけ指を舐めてくれました。と伝えると

 

 

 

ジューシーちゃんお水を舐めて

お母さんの為に生きようと頑張っているのですね

 

 

 

ですが

あちこちの臓器がすでに機能していません。

おそらく食事はもうできないと思います。

今ご家族にできることは

低体温を起こしているので

できるだけ温めてあげて

ジューシーちゃんの苦痛を和らげる事

お水を欲しがってゴクゴク飲ませると

吐いてしまうので

お水はなめる程度に与えて

後は1時間以上間をあけて下さい。

 

 

 

多臓器不全の事・・・

DICの意味は解りにくかったけれど

臓器が動いていないというだけで

絶望的な状態というのが

嫌でも解りました。

 

 

 

お医者様の言葉に母は

ジューシー頑張っているから

お水飲んでご飯食べれる様になったら

きっと良くなるね。

 

 

 

DICを信じたくないのか

理解できてないのか

母は希望を捨てずに

ジューシーを抱きかかえていました。

 

 

 

 

1月26日の夜

この日二回目の診察を終えて

 

 

 

お部屋は暖房で暖かくして

ヒートマットを敷き

母は湯たんぽを買ってきて

毛布の中に入れました。

 

 

 

ジューシーちゃん寒くない?

暖かくしてね

 

 

 

抱っこすると、あまりの軽さに

涙が止まりません。

4kgあった体重が

2kg台に落ちていました。

 

 

 

アンジー達とずっと同じ

ジューシーがパピーの頃から

お世話になっていたトリマーさんが

何かできる事はありませんかと

掛けつけてくれました。

この日はアンジートリミングの日で

朝の送迎の時に

私が病状をお話ししました。

トリマーさんジューシーに優しく

話しかけながらずっと撫でてくれました。

 

 

 

母が

『長い間ジューシーを

綺麗に可愛くしてくれて

本当にありがとうございました。』

と言ったのを横で聞き

 

 

 

母の中で

覚悟ができているんだと思いました。

 

 

 

間もなく妹も駆けつけてくれました。

久しぶりで妹の姿を見ると

自分の力で起き上がる事も立つ事もできなかったのに

前足でぐーっと上半身だけ起き上がり

妹をじーっと見つめていました。

 

 

 

ジューシー嫌だよう

 

 

ジューシー・・・!

 

 

 

妹の号泣が響きます

 

 

 

立ち上がったくれた姿に

もしかして回復の兆しもあるのかと

母と同じように少しの希望を見出しましたが

 

 

 

この時妹に最後のお別れを力一杯したジューシー

 

 

 

翌日1月27日

 

 

 

正午、布団から出てきて母の前で

自分で立ち上がって部屋を一周歩いたそうです。

うんちとおしっこも自分の力でしたそうです。

介護食をひと口食べてお水も飲んだと

とても喜んでいました。

 

 

 

病院に報告に連れて行くと

体温が上昇していました。

 

 

 

痛み止めの注射をしてもらい

お医者様が

ジューシーちゃん相当な頑張り屋さんですね。

精一杯お母さんに元気な姿見せたいのですね。

 

 

 

もしかしたら治るかもしれない!

奇跡が起こるかもしれない!

 

 

 

母と二人で喜びながら帰宅し

ジューシーをベッドに入れて

私は仕事に戻りました。

 

 

 

夜になるのが待ち遠しくて・・・

早くジューシーの所へ行かなくちゃ

 

 

 

そう思っていると同時に母からの電話

 

 

 

ジューシーの様子がおかしいの

すぐに来て!!

 

 

 

 

妹と皆で富士山を見に行きました。

左からジューシー・アンジー

プラム・ジャック・後ろにパイン

右にライチ

 

 

 

妹の支えになってくれたジューシ

 

ありがとう、本当にありがとう。

 

 

 

 

父と母とお花見にも行きました。

 

 

 

父の支え、

癒しになってくれてありがとう。

父の月命日、お盆には

必ずジューシーも一緒でした。

 

 

 

今年のお彼岸にはジューシがいない

 

 

 

 

父が亡き後は母を支えてくれました。

いつでもどこでも一緒でした。

毎日お散歩して母に寄り添ってくれました。

 

 

 

もう、お散歩でジューシーと行き会う事ができない

 

 

 

 

アンジーそっくりの姿で

眠るように逝ってしまいました。

そのお顔は

微笑んでいるように見えました。

 

 

 

ペット専用葬儀場で

一週間後に荼毘に付しました。

ジューシの為に

係りの方が帽子を取り

深くお辞儀をしてくれました。

 

 

 

 

ママの所に来てくれたジューシー

ママの所からは

手放してしまったけれど

妹、父、母から沢山愛されて

その何十倍も愛を返してくれました。

ずっと忘れない

本当に本当にありがとう

感謝してもしてもしても

全然足りない・・・

 

 

守ってくれたのに

守ってあげられなくてごめんね、

 

 

ジューシーちゃん

あなたは本当に偉大でした。

痛みから解放されて

虹の橋で元気良く

お友達とも仲良く遊んでね。