第1話からの続き

⑦FANKSになったきっかけを教えてください。

金谷:ちょっと話が戻りますけど、「ラスグル(LAST GROOVE)」後は、どんなFANKS活動をしていましたか?

チャイT:やっぱりみんな、解散とか終了しちゃうと離れるじゃないですか、結局。その時だけ「ワーッ!」とはなっていたけど。でも、私はその中でも、やっぱりずっとウツが好きだったんで、中学もずっとウツが好きで。

今まで買えなかったCDとかブロマイド写真、ラミネートされてる写真を買ったりとか。ウツのソロの写真とかもあって。そういう収集ですよね。

もう終わっちゃっているから、今まで発売した物を買いに行くっていう。当時の中古って、なんか汚かったんですね。なので、新譜を買いに行ってましたね。そんなにいっぱいは買えないから、みんなで3人ぐらいで一緒に行って、1枚ずつCDを買って、「交換で聴こうよ。」とか。
哲っちゃんの言葉を信じて、待っていました。いつか復活するって思っていましたね。

金谷:そこでずっと待ち続けられたのは、どうしてでしょう?

チャイT:やっぱりその、信じていたっていうか、「絶対、またやるだろうな。」って。なんか根拠のない(笑)。哲っちゃんならやりそうじゃないですか、っていう感じが。そんなに知らないのに、今までライブなんかも行っていないし。でも、それを感じたというか。

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⑨一番初めに行ったライブを教えてください。

チャイT:
(横浜アリーナの)「DOUBLE-DECADE」。あれですよね、プログレ。プログレ色が強かった時ですね。この時、結構いい曲をやっていますね。「1974」とかヤバいですね。そう、「RHYTHM RED BEAT BLACK」もやったんだけど、ちょっと違う感じだったんだな、プログレ色が強くて。

その時、自分がバンド活動をしていたので、(なかなか3人が出てこないとか)そういうのには慣れてるというか。そういう物かな、ぐらいに思って。

でも、思っていたのと違うTMだった気はするんですよね。イントロが長かったり、間奏が長かったり。プログレってやっぱり、そういうものじゃないですか。だから、「あれ?」と思って。「私が聴いていたTMじゃないな。」と思って。違うから追加公演は「いいや、行かなくて。」と思って行かなかったら、武道館の追加公演で松本(孝弘)さんが出てきたっていう。

(そこから先は)全然、追いかけられなくて、「インキュベ(Incubation Period)」を映画館でやるって知って。もちろんチケットがなかったんで、映画館で見ました、この時は。

このライブを映画館で見て、「すごい素晴らしいライブだ!」と思って、この後のツアー、「FINAL MISSION」の埼玉ですね。スーパーアリーナに行きまして。この時、ウツが病気になっちゃって、延期になってしまって。復帰初めての日に確か行ったのかな。

「CAROL」は、本を読んだ時がちょうど中学生の時だったんで、ドハマりですよね。あの世界観っていうか。CDをちゃんと聞くより先に本を読んじゃっていたんですよ。その世界観を小説の方で見ている。そっちを自分でイメージしちゃっている感じがすごい強くて、そこに音楽が乗ってくるっていう感じで。

だから、そこだけなんかTMなんだけどTMじゃないっていうか。何かまた別の、ちょっとそこだけ世界が違う。そういう感じがしますね。

第3話へ続く
 

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